「高い塔の頂上には秘密がある」
って、RPGとかでありそうだけど、Purdueの数学科のある建物の頂上には、なんと隠しフロアーが存在する。
数学科のある建物にはエレベーターが3機ほどあり、どれも9階までエレベーターで上がれるようになっている。こんな感じで。
ちなみに私のオフィスは7階、数学科のメインオフィスは8階。そして、9階は大学上層部(?)の人達が出入りする階。まぁ、私には縁のない場所。
が、なんとこの建物はこれだけでは終わらず、さらに10階が隠しフロアーのごとく存在する。そう、通常の方法(エレベーター)では決して上ることのできない最上階。階段を使ってのみたどり着ける謎のフロアー。
しかも、階段を登りきったところには、こんなのまである。
でも、きちんと10階を示すプレートも。
そこは、うす暗く、陰湿(?)な感じがしなくもなく、天井も他の階よりちょっとだけ低、廊下の明かりは人が来ると自動的に点灯するがしばらくすると、自動的に消える。こんな感じの場所。
そして、この先にはなんと、
魔王の手先プチデビルに連れ去れられたセーラ姫が軟禁されていおり、見事プチデビルを倒し、姫を救出すれば、国王から貴重なアイテムが与えられる..........
というのはもちろんウソで、この10階にあるのは
大学院生のオフィス.......。
10階にも関わらず、窓が一切ない院生用のオフィスが並んでいる。
で、今学期、私の授業の宿題の採点係だった院生のオフィスもこの隠しフロアーにあり、(授業が終わるのが5時半で数学科のメインオフィスがしまっているため)毎週、直接、この院生のオフィスに宿題を届けに来ていた。
で、そのたびに思ってたこと.......
「一体、誰が何の目的でこんな隠しフロアーのようなものを作ったんだろうか?」
せっかく10階にあるのに窓も無いし。まさか初めから院生を窓のないオフィスに閉じ込めるため?そうだったら、陰険だなぁ~、とかって思ってた。
ちなみに、私が以前いたSFSUの数学科の建物にも同じような、隠し最上階が存在した。ただSFSUの場合は院生室ではなく、conference roomなる部屋があっただけだけど。
その時も、ちょっとだけ「変だなぁ~」って思ってた。でも、ちょっと思ってただけで、別に謎を追及しようとまでは思わなかったけど。
が、先週その謎がついに解けた!!!
それは、先週出張で行ったUICでの事(参照記事)。なんと、このUICの数学科の建物にも、PurdueやSFSUのような「隠し最上階」が存在し、やはりPurdueと同じく院生室になっているとのこと。
そんなUICで聞いた話..........
そう、それは、あの怖~い、怖~い、怖~い(?)、60年代のこと。ベトナム戦争の激化などに伴い、全米の大学はまさに学生運動の真っ最中。そんな60年代に建てられた大学の建物には多くの場合、このような最上階が作られたのだった。
大学上層部の人達が学生から身を隠すために..........
そう、まさに「最上階にある秘密の隠しフロアー」である。
実際、ちょっと調べてみたら、Purdueの数学科の建物が建てられたのは1967年。ちなみにSFSUの方は、ネットでちょっと探ってみたけれど、いまいち建てられた年代は分からなかった。でも、建物の古さ加減から言って、60年代っぽい感じもする。それから、UICの方も、やはり60年代に建てられたらしい。
といっても、これは人から聞いた話で、もしかしたら単なる都市伝説かもしれないのだが、それなりに説得力はあると思う。
そんな訳で、もしアメリカで隠し最上階のある建物を見つけたら、60年代の息吹を感じとってみてはいかがだろうか。
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1 件のコメント:
コメントするのも久しぶりだな〜。タイトルも意味深だけど時代を感じさせる話だねえ。どの国にも怖〜い時代は存在するって事?こうなったら出張先の大学の建物をこれから全部チェックしてみる?(笑)
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