2007年10月29日月曜日

昨日はエルサレムへ。

昨日の日記である。

昨日はエルサレムにあるヘブライ大学に行ってきた。というのも、今週から毎週日曜日、Kazhdan主催の数論セミナーが行われるのだ。Trace Formulaについて話すらしい。そんな訳で、朝6時半に起きた。眠い。で、7時半のバスでNadiaの住む町へ。その後は、Nadiaの車でエルサレムへ。

エルサレムに来るのは初めてだが、のんびりしている暇はない。セミナーの始まる前に、Nadiaと最近始めた研究についてKazhdan先生のお知恵をお借りするために、Kazhdanと話をする予定だからである。

でも、車がちょっと混んでたため、予定より15分ほど遅れて到着。Kazhdanのオフィスへ行き、Nadiaと3人で30分ほど研究の話をしをする。でも、今回はあまり突っ込んだ話はできなかった。そして、セミナーの時間が来た。Kazhdanセミナーと聞いたから、Kazhdan自らが話すのかと思ったら、話すのは別の人だった。でも、常にKazhdanがコメントを入れる感じである。

しかし、改めて思うことはイスラエルには私と同じ分野の人がワンサカいる。今回のセミナーでも周りを見渡すと、長老から、中堅、若手まで、こんなにいるのかよ~って思ってしまうほどである。

セミナーは途中2回の休憩が入って3時間ほどで終わった。セミナーのあとはNadiaの都合もあり、速でエルサレムを後にした。

2007年10月23日火曜日

ストライキ

今週から、大学の新学期が始まった...はずであるが、いまいちキャンパスがあまり賑わっていない。大学が始まれば、学生らでごった返すと思っていたのだが、休み中よりもちょっと人が増えたぐらいで、いまいち大学が始まったといった感じがしない。

初めは、キャンパスの広さの割に学生の数が少ないだけなのかな~、と思ってあまり気にはしていなかったのだが、新事実が発覚した!!なんと、なんと、なんと、現在、大学の教員達がストライキを行っている真っ最中だったのだ。まじかよぉ~、と思ってしまうが、本当のことである。そのため、正規の授業は行われておらず、キャンパスにもまばらにしか人がいないのである。

今回のストがいつ終わるのかは知らないが、聞いたところによるとイスラエルでは大学に限らず、いたるところでよくストが起こるらしい。しかも、休日の前後を狙ってよくストが起こるらしいのだ。

さらに、去年などは、なんと教員ではなく学生がストを起こしたことがあったとのこと。しかも、そのストは一か月も続いたらしい。学生は何を要求してストをするのかは知らんが、とにかくそういうこともあるらしい。

うううむ。どうやら私は「不思議の国」に来てしまったようだ...

2007年10月21日日曜日

新年度スタート

今日は、日曜日。「平日」の第一日目である。でも、今日はただの日曜日ではなく、大学の新年度の初日なのだ。イスラエルでは、公共のものは基本的にユダヤ教のカレンダーに従うことになっている。大学もその例外ではない。

ところがこのユダヤ教のカレンダーというのが曲者で、普通のカレンダーと大きく異なり、年によっては一年が12か月だったり13か月だったりするのだ。まじで!そして、大学はSukkotと呼ばれるユダヤ教の休日が終わってから2週間後に新学年がスタートする。で、このSukkotという休日はユダヤ教のカレンダーに従うため、普通のカレンダーでは毎年異なる日になるのだ。つまり、毎年毎年、大学が開始する時期が異なることになる。ややこしいことである。

と言っても、私のポジションは基本的に研究だけをしてればよいポジションであるため、授業を受け持ったりといったことがないので、基本的に今までとは特に変わりはないのだが...

ちなみに、休み中は2時ぐらいで閉まってしまった大学のカフェテリアが今日は夜まであいている。

2007年10月20日土曜日

速聴の英語

今日は土曜日。イスラエルでは土曜日が休日で、日曜日が週はじめの平日になる。(前にも書いたが)

そこで今日は先日取り寄せた本の一冊を読んでみた。松本道弘著「速聴の英語~聴けなければ話せない~」というやつである。いわゆる「英語学習もの」であるが、この中で著者が「英語のリスニングとはなんぞや」を説いている模様である。

この手の本は昔々、大昔、高校生時代とか、英語が出来るようになりたくて仕方がなかった頃、貪る様にやたらと読みまくった経験がある。で、それ以降、全くと言っていいほどこの手の本は読まなかったのだが、10年間住んだアメリカを離れたのを期に、自分の英語力を見直して、さらに磨きをかけたいと思い、ちょっと読んでみることにした。

高校時代などは、この手の本を読んでは(理解できないことがあっても、分かったつもりになって)感動し、目から鱗を落としていたのだが、はたして今読んだらどう感じるのだろうか自分でも楽しみであった。

読み始めてまず感じたことは、昔とは比較にならないくらい簡単にあっさりと読めることである、って、まぁ、当たり前ではあるが。あのころとは、英語のレベルも、根本的な知的レベルも明らかに違うわけだし...とにかく1ページあたりの内容の密度が妙に少なく感じる。そんなこんなで、半日で簡単に読み終わった。中には共感するところもあったけど、「それは違うだろ~」って思ったこともあった。

まぁ、でも昔の私のように、こういう本を読んで目から鱗を落としてくれる人も沢山いる訳だから、そういう意味ではこういう本は価値があるのかもしれないんだろう~、と思ったりもした。

そんで、読書の後は、本職の数学の仕事をした。

2007年10月17日水曜日

私の住むBeer-Shevaという町は、娯楽というものが何一つない。映画館すらあるかどうか疑わしいものである。って、だからこそ仕事(数学の研究)に集中できるという説もあるのだが...とにかく、そんな訳だから、いくつか面白そうな日本語の本を購入した。amazon.co.jpから買って、自宅から送ってもらった。それが、今日届いた。

少し、読み始めたらそのうちの一冊がかなり面白くて、はまってしまった...。

2007年10月13日土曜日

おはよ~

木曜日の昼前に、出張から帰ってきた。しっ、しかし、時差ボケと出張の疲れからか、すぐに眠りについてしまった。その後、何度か眼は覚めたが、体が全然動かない。なんか、全身筋肉痛になった感じで、ベットからほとんど起き上がることすらできなかった...マジで!

そんなこんなで、今日(土曜日)の昼ごろまで、途中軽い食事を二回とった以外はずっと、ベットで眠っていた。まるまる48時間!!!起きようとしても、体のエンジンが全くかからなかった(~_~;こんな風になったのは初めてだ。

しかし、今日の昼過ぎからはエンジンもかかり、時差ボケも取れたみたいで、普段の生活に戻ったみたい。いや~、一時は、「私の体はどうなってしまったんだ」って思ったけど...。

とにもかくにも、一応復活した。

2007年10月2日火曜日

明日から出張

明日から約一週間、アメリカに出張である。

そこで、今日は出張の準備や、それまでにやっときたかったこまごました仕事をやっつけた。初めはシカゴに行って、そのあとはフィラデルフィアに行く予定。特にフィラデルフィアは一年ちょっと前ぐらいまで住んでいた場所だから、今からウキウキ気分。

そんな理由で、出張から帰るまでブログはお休み。

2007年10月1日月曜日

Shawarma屋発見

今日もいつもと変わらぬ朝を迎え、いつもと同じく家で仕事...というか、今はイスラエルは「夏休み中」で大学に行っても、自分のオフィスには入れるが、基本的に何もかもが閉まっているから、家で仕事をすることになる。

で、ここのところずっと取り掛かっていた論文が一応終了した。ふぅ~。もちろん、まだ手直しの余地はあるのだが、とりあえず共同研究者のにファイルを送信した。やっと、やれやれである。

お腹も空いてきたので、昨日と同様にdown townにチャリで出かける...がしかしである。途中、家から200メートルほどのところに、ちょっとした商店街のような感じの場所があるのだが、いままで、一度も覗いたことがなかったので、ちょと立ち寄ってみた。そっ、そしたら、なんとそこでShawarma屋を発見!!ちょっと奥の方にあったので、今まで気がつかなかったのだ。そこで、今日はdown townまでは行かず、ここでShawarmaを買って帰ることにした。しかも、値段はdown townよりも安く、さらに聞いてみたら、毎日夜10時までやっているとのこと。大発見である。これでもう、Shawarmaを食べるためにわざわざ遠出せずにすむ。そんな訳で、今日の夕飯はここで買ったShawarmaを家に持って帰ってきて食べた。