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2011年10月8日土曜日

日米大学比較〜授業の顔ぶれ

久しぶりに日米大学比較シリーズ。

今までは結構大学の制度上の違いに焦点をあててきた感じがあるけど、これからは数回に渡って、学生の視点から見た日米での大学の違いについて書いてみようと思う。

今までの日米大学比較シリーズをまとめると、やはり日米での大きな相違点は授業の履修システムにあると言える。

日本の大学では基本的に各学生の所属する学部学科と学年という「枠」のなかで履修する授業が決定される。

それに対してアメリカではprerequisite制の元、各授業のprerequisiteとさえ満たせば学部学科や学年などの垣根など関係無しに授業を履修できるシステムになっている。(参照記事

さらに、大学を受験する際に分野を決めなければならずその後変更も出来ないのが日本なのに対して、大学に入学してから色々な分野の授業を履修して徐々に自分の専門をしぼっていくのがアメリカ流。(参照記事


このような制度上の違いは当然、各授業の学生の顔ぶれに大きく影響を与える。

つまり日本の大学では、学部学科と学年が同じのいわば「同期生」同士が毎学期同じような授業を履修するような感じになるので、授業の顔ぶれはなんかいつも一緒って感じになる。

つまり「クラスメートは4年間みんな同じ人達」みたいな感じと言えば分かりやすいだろうか。

ちなみに私は工学部であったため、この辺はかなり徹底していた。どの授業でも、周りを見渡せば皆知ってる人ばかり。基本的に皆、同じ学部の同じ学科の同期生って感じだった。


それに対してアメリカでは全くこの正反対。

毎学期、毎学期新しく授業履修をして、各授業ごとに履修している学生は全く異なる顔ぶれになったりする。

そして、各学生が専攻している分野も実に様々。

例えば前の学期に私がPurdueで担当した線形代数の上級レベルの授業。今ちょっと生徒のリストを見てみたけど、やっぱりいろんな分野の人がいる。数学はもちろん、物理を専攻している人。統計学の人。工学の人。さらには経済学専攻の人が一人に、なぜか英文学を専攻してる人も一人いた。さらには大学に入学して一年目の人から卒業間近の人まで様々。

そんな感じだから、学生の視点からすると、各授業ごとに顔ぶれが全然異なったりするのだ。

もちろん「あ、この人今学期あの授業でも一緒だな」とか「そう言えば、この子、前の学期はあの授業で一緒だったな」みたいなことはあるのだけど、結構同じ学期に複数の授業を同じ人と一緒に履修してることって少なかったりする。

もちろんこれは大学の規模によっても大きく異なるかもしれないけれど、一つの学期に3つ以上だれか別の人と同じ授業を履修していたら結構レアなパターンだと言えると思う。

さらに、専攻分野を変えたりする事とかも頻繁に行われるアメリカにおいては、学期が変わるごとに周りの人間の顔ぶれも結構頻繁に変わって行く。

その昔私がキャンパス内で体験した会話の一例であるが

「お〜、久しぶり。最近見なかったけど、今学期は数学はどの授業を取ってるの?」

「実は数学を専攻するのは止めて、これからは心理学を専攻しようと思ってるから、今学期は数学の授業は取ってないんだ」

みたいな感じの会話ってよくある会話だったりもする。

そのぐらい、クラスメートの顔ぶれがめまぐるしく変わるのがアメリカの大学なのだ。



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2011年10月6日木曜日

研究費の内訳その2

この前書いたNSFの研究費の内訳の続き。

この前書いたように研究費の40%ぐらいは税金のようなもので、大学に持って行かれる。で、残りが私が使える分なのだが、どんなことにも自由に使える訳ではないのである。当たり前かも知れないが。

数学の場合、実験や調査のようなものが特に必要ないので、基本的には

•(研究集会や共同研究者のところに行ったりするための)旅費
• 本やパソコンなど研究に使うお金
• その他ちょっとした雑費(文房具とか?)

といった感じになっていて、それぞれの項目ごとにいくら使えるかが決まっていたりする。

が、実はこれ以外にもう一つ重要な使い道があり、そしてこれこそがこの研究費の大部分を占めるのだ。





その使い道とは






なんと、













な、なんと、












な、な、なんと、














な、な、な、なんと、
















という訳で、次回へ続く、











というのは嘘で、









なんと


• 私の夏休みの給料


なのである。

意味が分からないって言う人の為に。アメリカでは数学者の(とい言うかどの分野の教員でも?)給料というのは基本的に9ヶ月分しかもらえないのだ。というか、正確に言えば年俸制でその総額を9で割った額が年9回支払われる計算になるのだ。

そして、夏休みの間の3ヶ月間(通常6、7、8月)は通常は給料は支払われないシステムになっている。

では、夏休み中はどうするのかというと、

1.とりあえず貯金を食いつぶす

2.夏休みの授業(サマースクール)を担当する

といったパターンが考えられる。そして、それ以外の方法が

3.NSFの研究費をゲットする

というものなのだ。つまり研究費の名の下に夏休みの給料が支払われることになる。



そう、NSFの研究費を取れるか取れないかで年間の収入にはものすごく大きな差がでるのである!!そして、だからこそ?この研究費も取ってくるのはかなり大変なのだ。



まぁ、とにかくそんな訳で、これから3年間夏休みは思いっきり遊べる研究に専念できる。


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