2010年11月22日月曜日

破産した

今週はThanksgiving(感謝祭)の週のため、水曜以降、大学は休みとなる。私はもともと火曜日は授業の無い日のため、今日の授業が今週最後の授業となった。

そして、Thanksgivingの後は2週間授業があり、その後は期末試験。しかし、今学期の私の授業の期末試験は、試験問題作りは私がしない上に、採点もいわゆるマークシート方式。つまり、事実上あと2週間(計6回)の授業を残すのみとなった。ゴールは目前のはず、




が、その前に、




なんと、破産が訪れてしまった。



って、別にお金が無くなった訳ではなく、今学期は授業以外にも色々やることがあった上に、夏休みから休まず研究に気合いを入れてきたために、エネルギーを全て使いきってしまった感じがする。

まだ、授業が2週間残ってるのに...。

なんか、私の顕在オーラ量を全て使いつくてしまったとでも言うべきか、何もやる気が出ない。2週間ぐらい前からなんとなく、疲れたなぁ~、って感じてはいたが、学期終了目前にして、



I've completely run out of steam for this semester!!


とう状態になってしまった。



これは絶対に充電が必要!!



そうでもしなければ来学期は死んでしまうと思う。



そこで、冬休みは






日本に帰る事にした!!




去年も年末年始は日本で過ごしたけど、2年連続で日本に帰りま~す。

Bingを毎日チェックして何とか探したチケットは約1200ドル。安くはないけど、まあまあかな。

美味しいものを沢山食べて、くだらないテレビ番組にヘラヘラ笑って、温かいお風呂に入る。やっぱこれですね。

そんな訳で、年末年始は日本です。


でも、その前にあと2週間分の授業をなんとか乗り切らねば...。


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2010年11月17日水曜日

日米大学比較~学年

まだまだ続く日米大学比較。今回は学年について。

日本においては大学だろうがどこだろうが、学年というのはとんでもなく重要なものである。学年が一つでも異なればそこには先輩・後輩という上下関係が生まれ、使う言葉はもちろん、基本的に人間関係の骨格をなすのは言うまでもない。そして、そのような上下関係を無視しようものなら、それはそれは大変なことになりかねない。

それに対しアメリカではそんな学年差による上下関係を基調とした人間関係など基本的に皆無で、学年なんて関係なく皆が対等な人間関係を送ることになる。

ちなみに、この違いが分かっていない日本人留学とかがたまにいたりして、アメリカに来てまでも先輩・後輩といった上下関係を持ち出してしまう人とかがいるのがだ、こういう日本人留学生を見かけるたびに「なんだかなぁ~」と思ったりもし、同じ日本人として恥ずかしくなったりもしてしまう。


って、そんな事が今回の内容なのではなく、実は日本とアメリカとでは、学年というものの意味が大学の制度の中で大きく異なるのだ。


そんな訳で、ここからが本題。


日本の場合

日本の大学において学年というのは、上に書いたような人間関係においてのみならず、制度のなかでも重要な役割を果たす。その最たるものが授業の履修である。基本的に学年によって履修できる授業が決められており、1年生用の授業、2年生用の授業、3年生用の授業、4年生用の授業、みたいな感じで、同じ学年の人同士が同じ授業を履修する。

そして、多くの大学で、各学年ごとに「進級条件」のようなものがあり、具体的には必須になるような授業や単位数のようなものを満たさなければならない。

そして、もしこのような進級条件を満たすことができなければ、同じ学年をもう一度やり直すことになる。これこそが「留年」である。

そして、一度留年してしまえば、それはその人の人生の汚点として一生付きまといかねないのだ。

例えば、就職の面接とかでも、留年した人には、必ずと言っていいほど「留年した理由は何か」といったような質問が浴びせられたりもする。


そんな感じで、日本においては「学年」と言うのはものすごく重要なものなのである。



アメリカの場合

おそらく辞書や表面をなでただけのような留学ガイドの類をみたら、アメリカの各学年に対する訳として

一年生・・・・Freshman
二年生・・・・Sophomore
三年生・・・・Junior
四年生・・・・Senior

とかって書いてあると思う。もちろん基本的には間違えではないのだが、アメリカの大学においては、このFreshmanとかSophomoreとかの分類というのは基本的には便宜上、修得した単位数に応じて付けられる呼び名のようなものに過ぎないのだ。例えば

Freshman・・・・0~29単位を修得した人
Sophomore・・・30~59単位
Junior・・・・・・・60~89単位
Senior・・・・・・・90単位以上

みたいな感じで(単位数に関しては前回初回を参照)。

そして、日本と大きく異なるのは、基本的にこの「学年」というのが授業履修においてはほとんど、何の意味も持たないことにある。つまり、Freshman用の授業、Sophomore用の授業、みたいな感じで授業が割り当てられるようなシステムにはなっていないのだ。

では、どうやって誰がどの授業を受けられるかが決まるのかと言えば、アメリカでは「prerequisite制」とでも呼べるようなシステムになっているのだが、このことに関しては、多分、次の次ぐらいに書くことにする。

とにかく、このような事情から、基本的に「留年」などという制度も概念も基本的に存在しないのである。

そう、アメリカの大学においてはFreshimanとかSophomoreとかいった「学年」は大した意味を持たないのだ。


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2010年11月11日木曜日

日米大学比較~卒業に必要な単位数

という訳で(?)、再び日米大学比較です。

今回は卒業に必要な単位数について。前に書いたように基本的な授業時間と単位数は以下のような感じ。


日本:一コマ週90分の授業が半年で2単位

アメリカ:一コマ週150分の授業が一学期間で3単位


ちなみに、アメリカにはセメスター制(二学期制)とクオーター制(三学期制)がありこの二つで微妙に異なるのだが、この違いについては別の機会に書くことにして、とりあえずここではセメスター制を前提として書くことにする。


で、日本でもアメリカもで卒業に必要な単位数は大体120~130単位。もちろん大学によってある程度異なるし、同じ大学でも専攻分野によっても異なるが、基本的にこのぐらいが卒業に必要な単位数。


ということは毎学期大体どのくらいの授業数を履修することになるか?


話を簡略化するために、とりあえず卒業に必要な単位数が120単位と仮定する事にする。


単純に4で割ると年間30単位。さらに2で割ると半年(アメリカで言う一学期間)あたり15単位ということになる。

ということは


日本:約8コマ、週90分×8=720分=12時間
アメリカ:約5コマ、週150分×5=750分=12.5時間


ぐらいを常時履修していれば4年間で卒業に必要な単位を取れることになる。時間数的にはあまり差はない。

しかし、これはあくまでも時間数であって、アメリカの場合、授業のメインは宿題(参照記事)であったり、日本でも、専攻によっては実験とかゼミとか実習とか、特種な形態の授業もあったりするために、まぁ、そう単純に授業時間だけでは比較はできないのではあるが。


が、現実はさらに複雑なものなのである。


という訳でここからが本題。


日本の場合

まず日本の場合。いわゆる日本で言うところの文系の場合、大学4年目はただひたすら就職活動に専念しなければならない現実がある。

ちなみに、私の時代は「超氷河期」と言われた時代であったため、文系の学生(特に女子大生)はそれはそれは過酷な就職活動を余儀なくされた。


そして、理系の場合、大学4年生は基本的に卒業研究のために研究室に入り、研究に従事する事になる。私も機械工学科だったために、その例外ではなく、研究室に入れられた。ちなみに、そこで行われることは卒業研究という名の下の教授の研究の手伝いであるwww。

でもその代償として(?)、文系のような過酷な就活をせずとも、就職が決まったりもする。

私の周りの友人知人たちも、「超氷河期」にも関わらず、スイスイと大企業に就職していった。


このような理由により、結局、理系だろうが文系だろうが、大学4年では授業の履修はかなり限定的になる。もちろん卒業研究も単位が出るのだが、単位数としては私の場合は4単位だけであった。


つまり、結局のところ、3年の終わりまでに、卒業に必要な単位のほとんどを取らなければならないのだ。という訳で、その事を前提に計算し直すと年間120÷3=40単位。つまり、半年で20単位。ということは、通常

約10コマ、週90分×10=900分=15時間



ということになる。



アメリカの場合

アメリカでは専攻分野に関わらず、卒業研究はoptionalの場合が普通。つまり、卒研は選択科目でやりたい人だけがやる事になる。

さらに、就職活動も、日本と異なり軽め。終身雇用なんて発想のかけらもないアメリカでは最初の就職なんて、いわば「様子見」。所詮は「最初の仕事(first job)」に過ぎず、一生その職場にいることなんてまずあり得ないため、就職活動も軽めになる。さらに「新卒」などという枠もないアメリカでは、卒業してから就活を始める人だっているぐらい。

このような事情から、大学4年目でも授業の履修は3年までと同じような感覚になる。

そんな訳で上の計算通りの履修をしていけばオッケーってこと、と思うかもしれないが、これは卒業に必要な単位数が120と過程した場合の話であり、これは最低ラインで、多くの場合は125~130ぐらいが実際のところ。ちなみにPurdueの数学科は最低124単位。多い場所では130を越えることもある。

そこで、仮に132単位とするとどうなるか?4で割って年間33単位。さらに2で割って各学期16.5単位。つまり学期平均5.5コマということになる。

例えば秋学期に5コマ、春学期に6コマ

みたいな感じで履修していけばなんとか足りる計算になる。




が、




前回書いたように(参照記事)アメリカの授業はただひたすら、宿題、宿題、また宿題。そのため、おそらく一学期間に5コマ取ったら、おそらくそれで限界。場合によっては4コマでも相当辛い場合もある。実際アメリカの大学で授業を受けた人には痛いほど分かるとは思うのだが。

そして、6コマなんて取ったら、地獄を見ることになりかねない。

つまり、卒業に必要な単位を最低の120としてもギリギリといった感じになるのに、多く見積もって130以上としたら


4年で卒業なんて無理だよ!!


ということになってしまう。



そこでどうするか?


① 5年間かけて卒業する。

② 要領良く、それほど宿題のきつくない授業とそうでない授業を織り交ぜて、毎学期なんとか履修を上手く行うようにする。

③ サマースクール(夏休みの授業)を取る。

といった辺りが、その対処方である。

日本の大学しか知らない人にはどのオプションも、いまいちピンとこないかもしれないが(特に①とか)、これらの事に関しては、別の機会に書くことにする。



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2010年11月8日月曜日

カジノ

この前キムチをくれた(参照記事)韓国人の友人、最近仲良くなった♀だけど、その子と昨日カジノに行ってきた。

私の住むWest Lafayetteから車で1時間半ぐらいのところにあるいわゆるインディアン・カジノ

カジノなんかめったいに来ないけど、たまにはいいと思う。インディアナに来てからカジノに来るのはこれが始めて。

個人的にはカジノとかにあまりお金を使うことが好きではないのだが、一緒に行った韓国人はたま~に来るらしい。



って、minimum betが$25のブラックジャックのテーブルでガンガン賭けてた。しかも、結構慣れてる感じだった。私的にはちょっと引いたんですけど...



でも私は地道に安めのスロットマシーンで、時を過ごす...と、その結果、こんな事が訪れました。



でも、25セントのスロットだからこれでも$250。まぁ、ちょっとしたおこずかいにはなった気がする。


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2010年11月6日土曜日

代講

昨日の事。

代講を頼まれた。そう、数学者は出張に行くことが多い。そのため、別の人に一日だけ授業を代りにやってもらること(代講)も結構ある。

私も誰かに代講を頼む時もあるし、頼まれる時もある。持ちつ持たれつ。

で、昨日は友人の一人に代講を頼まれた。




が、



なんと、その授業は朝の9時半から...これって、いつもは私の目覚ましが鳴る時間www



そんな訳で、珍しく早起きをして授業をした。



ところで、この代講をする時は、いつもの授業とは異なる注意点がある。そう、これは私がUCSDにいた時にとある教授から言われたこと。それは


「代講では、きちんとした授業を行ってはいけない」


え?これってどういうこと?と思ったそこのお兄さん、お姉さんのために。


これは、代講をしてあげる人への配慮というかcourtesyなのだそうだ。つまり、気合いを入れて素晴らしい授業をしてしまうと、生徒たちが

「代講で来た先生の授業の方が分かりやすいじゃねぇかよ。いつもの奴はつかえねぇなぁ~」

みたいな風に思ってしまう。

それはあまりよろしくない。そうならないように、いい加減な授業をして

「やっぱいつもの人の方が、分かりやすいな」

って思われるようにするのが同僚へ配慮


という理由らしいのだ。

でも、代講を頼まれた以上、教えるべき事はきちんと教える必要があるのもまた事実と思う。つまり


「教えるべきことは教えて、でも生徒からはあまり良く思われないような授業」


を心がけなければいけない。って、これってどんな授業だよ、って気もするし、これはこれでそれなりのスキルも必要だと思う。


で、個人的には、代講の時はテンション極端に下げ、やる気なさそうに授業をすることにしているw。



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2010年11月2日火曜日

iPhone

日米大学比較からちょっとだけ小休止。

昨日、ついにiPhoneを買った。



そんな訳で、現在はiPhoneの使い方勉強中。とりあえず、メールやネットをちょっとだけチェックしたいって時、わざわざパソコンを立ち上げる必要が無くなったのが嬉しい。


あと、今日の昼飯、iPhoneのカメラで撮影してみた。


カツカレー。チップ込みで約11ドル。アメリカのわりにはだけど、カツはまぁまぁの味と厚みだと思う。カレーの味も悪くない。



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