2010年11月6日土曜日

代講

昨日の事。

代講を頼まれた。そう、数学者は出張に行くことが多い。そのため、別の人に一日だけ授業を代りにやってもらること(代講)も結構ある。

私も誰かに代講を頼む時もあるし、頼まれる時もある。持ちつ持たれつ。

で、昨日は友人の一人に代講を頼まれた。




が、



なんと、その授業は朝の9時半から...これって、いつもは私の目覚ましが鳴る時間www



そんな訳で、珍しく早起きをして授業をした。



ところで、この代講をする時は、いつもの授業とは異なる注意点がある。そう、これは私がUCSDにいた時にとある教授から言われたこと。それは


「代講では、きちんとした授業を行ってはいけない」


え?これってどういうこと?と思ったそこのお兄さん、お姉さんのために。


これは、代講をしてあげる人への配慮というかcourtesyなのだそうだ。つまり、気合いを入れて素晴らしい授業をしてしまうと、生徒たちが

「代講で来た先生の授業の方が分かりやすいじゃねぇかよ。いつもの奴はつかえねぇなぁ~」

みたいな風に思ってしまう。

それはあまりよろしくない。そうならないように、いい加減な授業をして

「やっぱいつもの人の方が、分かりやすいな」

って思われるようにするのが同僚へ配慮


という理由らしいのだ。

でも、代講を頼まれた以上、教えるべき事はきちんと教える必要があるのもまた事実と思う。つまり


「教えるべきことは教えて、でも生徒からはあまり良く思われないような授業」


を心がけなければいけない。って、これってどんな授業だよ、って気もするし、これはこれでそれなりのスキルも必要だと思う。


で、個人的には、代講の時はテンション極端に下げ、やる気なさそうに授業をすることにしているw。



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2 件のコメント:

Willy さんのコメント...

確かにそうですね。あくまで事務的に、やるべきことを淡々とこなす、ということが大事かと思います。

僕は代講頼むのはあんまり好きじゃないです。一人で閉じている仕事に他の人をかかわらせるのは結構負担に感じるので。もっとも、先月は出張で一回頼みましたが。

世界のゆかり さんのコメント...

なるほど!ためになります。

私は(というか日本では)、学会出張とかの場合、休講にして、補講しています。
アメリカでは違うのかもしれませんね