2010年12月16日木曜日

車の充電器

つい最近、Purdueキャンパス内の駐車スペースにこんなものが登場した。


Charging Stationって書いてあるから分かるように(?)、なんとこれは電気自動車用の充電器なのだ。最近、GM(だったかなぁ~)との提携で、Purdueがその実験場に選ばれたらしい。


近くから見るとこんな感じ。

でも、お金とかカードとかを入れる場所が見当たらないんだけど、無料なのかなぁ~?

試しに、手にとってはずしてみた。


こういうのが一般的になるのにはあと何年ぐらいかかるんだろうか?


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2010年12月12日日曜日

日米大学比較~大学院レベルの授業の履修

日米大学比較シリーズ、今回は前回書いた授業履修システムに関する記事の補足。

前回書いたように、日本において各学生がどの授業を履修できるかはその学生の学部学科と学年に決定されるのに対し、アメリカでは各授業のprerequisiteさえ満たせば基本的に専攻分野や学年などに関係なく授業の履修が可能になる。

つまりその理屈で言うと、アメリカでは学部生が大学院レベルの授業を履修することだって可能になるのだ。日本の大学ではこれは当然のように不可能である。

専攻分野選びに関して、「まずやりたい事を決める」のではなく「色々な事をやりながら、徐々に自分の専門を絞っていく」というのがアメリカ流であると書いた。

が、それでも大学入学した当初から、例えば

「俺は数学にしか興味がない!!数学一筋で行く!!」

って思っている人だっているであろう。が、実はこういうタイプの人にもアメリカのシステムは実に優れているのだ。

つまり、prerequisiteさえ満たせば基本的にどんなレベルの授業でも履修出来てしまうため、例えば「自分には数学が一番」と分かっている学生なら、数学の授業をガンガン履修していき、学部の時から大学院の授業を履修することも十分に可能なのだ。

実際、私の現在いるPurdueの数学科などで優秀な学部生は大体、学部の最後の年は大学院の授業を履修したりしている。

例えば、ちょうど一年前に私が担当した線形代数の二学期目の授業で一番優秀だった学生は、前学期から大学院レベルの授業を履修しており、現在は大学院に出願中である。

基本的に彼のようにPurdueぐらいのレベルの大学で優秀だった学生は学部の時に大学院レベルの授業をかなりのところまで履修して、大学院はハーバード大学やプリントン大学や、そこまでは無理でもそれに準ずるようなトップレベルの大学に進んだりすることになるのである。


と言っても、こういう人が必ずしも数学者として成功するとも限らないし(参照記事1)、またあまりにも「数学一筋」だと、あるとき突然「数学以外の事も...」という思いに取りつかれるかもしれない(参照記事2)ので、これが必ずしも良いとも思わないのではあるが、それはまた別の話である。


話を戻すが、このような理由のため、アメリカの大学で数学が好きな人はどんどん学部時代にかなりハイレベルな数学を学んだりもする。

日本人は「アメリカの大学での数学のレベルは低い」と勝手に思ってるふしがあるように思えるのだが、トップレベルの私立大学の大学院にはこのように、学部の時点で大学院レベルの授業を履修した学生が集まったりするので、そういう点では「アメリカの数学のレベルは低い」というのは憶測を交えた単なるまやかしに過ぎないのだが、このことままた別の機会に詳しく書くことにする。


そして、もちろんこのことは数学以外の分野にも当てはまる。


つまり、アメリカの制度は先に進みたい人はどんどん先に進む事も出来るという点においても、日本よりも優れていると断言できる。



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2010年12月7日火曜日

日米大学比較~授業履修システム

前回、日本とアメリカの大きな違いとして、アメリカでは専攻分野を変更する事が可能である点を挙げたが、これから数回に渡り、このことに関してもう少し具体的に書いていこうを思う。


今回は授業履修に関して。


日本の場合

日本の大学において、どの学生がどの授業を履修できるかを決定するのは所属学科と学年である。

基本的に××学部××学科×年生用の授業といいったある種の「枠」があり、その中で履修する授業を選ぶシステムになっている。

つまり「学科」とうい横方向の枠と、「学年」という縦方向の枠。この二つの枠の中で、かなり不自由な授業履修をしなければならないのだ。

もちろん、各大学や同じ大学でも各学部学科によって、この「枠」の自由度というものがある程度は存在するのではあるが。

例えば、××学部の全学科共通科目のようなものもあったり、1、2年生共通科目とか3、4年共通科目、みたいなものもあったりするのだが、どの授業の履修が許されるかは所属学科と学年によって決定されるという点に変わりはないのだ。


そして、いわゆる日本の文科系の場合の方がこのような自由度が大きいような感じである。そして、最もこの自由度が無いのが医学部と工学部である。

そして、この「(ある程度の自由度はある)枠」を越えたところでの授業履修はまず不可能である。いわゆる「他学科履修」みたいのが可能な場合もあるのだが、かなり限定的であり、「学科」よりもさらに大きな区分である「学部」を越えた範囲での履修となるとさらに難しくなる。

例えば、英文学科の学生が数学科の授業を履修することなど100%不可能と思える。

そう、日本の大学では専門分野を変更する事が不可能なだけでなく、他分野の授業を履修することすら不可能に近いのだ。

そして、年度初め(つまり四月の初め)にその年の履修届けを出す形になる。



アメリカの場合

アメリカの大学において、誰がどの授業の履修を許されるかは、学年や各学生の学科(専攻分野)とほぼ関係のない「prerequisite制」とでも呼ばれるシステムになっている。

それを説明するために、まずアメリカの大学では、各授業にはcourse number(授業番号)と呼ばれるものが付けられている。例えば私が来学期教える授業の一つは線形代数の二学期目の授業なのだが

MA 353  Linear Algebra II with applications

みたいな感じある。初めのMAはmathの略で要するに数学という意味。そして、その後の353というのがその授業のレベルを表す。番号の振り方は大学によって結構異なるのだが、基本的には番号が大きければレベルの高い授業と言う意味になる。

Purdue大学では0~200番代の番号が振られた授業がいわゆる基礎科目のようなもので、300~400番代が学部レベルの専門科目。500~600番代が大学院レベルの授業になっている。

もちろん、数学以外でも同様で、例えば哲学科の近代哲学史の授業は

PHIL 303  History of Modern Philosophy

みたいな感じである。もちろん、PHILはPhilosophyの略。



で、各授業にはその授業を履修できるための必要条件とでも呼べるようなものがある。これがprerequisiteと呼ばれているものである。

例えば、上に挙げたMA 353のprerequisiteは

MA 265 with grade C- or better, or MA 351 with grade C- or better

とある。つまり、MA 265かMA 351(どちらも線形代数の最初の授業)でCマイナスかそれよりも良い成績を取っていること、という意味。

そして、MA 265とMA 351には、さらにそれぞれにprerequisiteが決められている。


また、PHIL 303のprerequisiteはなんと


prerequisite無し!!


である。


そして、基本的にこのprerequisiteさえ満たせば(学費さえ払えば)各学生の専攻分野や学年などには一切関係なく誰でも履修出来てしまうのである。もちろん理系・文系なんていう分類も存在しないのだ。


つまり、MA 353であればMA 265かMA 351でC-以上の成績を取っていれば、それだけで履修できる事になり、さらにPHIL 303はprerequisiteが無いためpurdueの学生であれば誰でも履修出来てしまうのだ。


基本的にこのprerequisiteというのは学生がその授業についていけるかどうかを決定するためのものであり、例えばMA 353の授業内容はMA 265かMA 351でカバーされる内容をベースとするものになるので、この二つのどちらかで最低限の成績を取っているいる事が要求されており、哲学のような学問は数学とは異なりあまり「積み重ね」が要求されず、例えばPHIL 303は特に別の授業の内容をベースにする訳でもないので、prerequisiteが無いのである。



そして、アメリカの大学では毎学期履修届けを提出するシステムになっている。そう、毎学期、自分の取りたい授業や取らなければいけない授業をprerequisiteを満たす授業の中から履修する感じになる。


とにかく、こんな感じで日本とは比較にならないほどに自由に好きな授業を履修できるのだ。


でも、そんなシステムで「人気の分野に学生が集中しすぎたりしないのか?」と思う人もいると思うのだが、この辺の事はまた別の機会にでも書こうと思うのだが、意外とその辺は問題にならずに上手く回っている、というのがとりあえずの結論である




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2010年12月2日木曜日

日米大学比較~専攻分野選び

ちょっとだけ久しぶり(?)に日米大学比較。今回は専攻分野選びについて。

このことは、私が思う(アメリカの大学と比べて)日本の大学の最大の欠点というか欠陥でもある。そのため、ある程度の回数に分けて書こうと思うのだが、今回はとりあえず大まかな点を書くことにする。

日本の場合

日本の大学では(一部の例外的な大学を除いて)基本的に専門分野は大学入試の時に決めるもの。多くの場合は、希望の学部と学科を願書提出の際に決める必要がある。そして、大学入試自体が学部ごと(大学によっては学部だけでなく学科ごと)に入学試験が異なっている場合もある。

基本的に大学を受験するというよりは、希望の学科を受験する、といった感じになる。

そして最も重要なのは、基本的に入学後は専攻分野を変更できない、という点である。

日本での感覚では「そんなの当たり前じゃん」と思うかもしれないが、この事を(日本の事情を知らない)アメリカ人に話すと、とんでもなく驚かれる。



何故かと言えば、



アメリカの場合

アメリカの大学では基本的に専攻分野を出願時には決める必要がないのである。別に決めても構わないが、通常は大学に入学してから専攻分野を決めれば良いのである。

そう、大学に入学していくつか、色々な分野の授業を履修しながら、自分の好きな分野を専攻分野(major)として選ぶようなシステムになっている。

さらに、一度専門分野を決めた後も「やっぱ他の分野がいいかなぁ~」と感じたら、分野を変更することも全然オッケー。

例えば以前、私がUPennにいた時、学部(Undergraduate)のAdmission Office(入学審査科って訳すの?)の人の話を聞く機会があったのだが、UPennに入学してくる学生の訳半数は入学時には専攻分野は決まっておらず、残りの半数の多くも結局は入学後に別の分野に専攻を変える、とのこと。



そう、結局ほとんどの学生が、何がやりたいか分からずに大学に入学するのだ。



そして、それで良いのである!!



基本的な発想として、

「まずやりたい事を決める」

のではなく

「色々な事をやりながら、徐々に自分の専門を絞っていく」

というのがアメリカ流なのだ。


でも、日本でも結局ほとんどの学生が大学で何が学べるのか分からずに大学に入ってくるように私には思える。アメリカとの違いは、日本の場合、出願する時に専門を決める必要があり、入学後はそれを変更することもまともに出来ないとこにある。


これこそがアメリカと比べた時の日本の大学の最大のdownsideと思っている。


日本人は良く、


「まず初めにやりたい事を決めて、目的を持ち、ベクトルを定める。そうでなければ駄目だ!」


みたいな事を言いますが、個人的にはこのような根拠のない「日本人的精神論」のようなものが現在の不自由な制度を作ってしまっているようにも思える。


アメリカでは、人生のベクトルは、その時の状況や個人の興味関心の変化に応じて、段階を追って徐々に定めて行くものなのである。


このような発想の違いは実は学部だけでなく、大学院にも言えるように思える。もちろん大学院はアメリカでも初めに分野を決める必要がある。数学なら数学科に出願しなければならない。でも「数学の中で、どの分野?」という話になると、別にそこまで細かく決める必要は全くなく、大学院に入ってから、数学の中でも色々な分野の授業を履修して、段階を追って数学のどの分野に進むかを決めるものなのである。

例えば私は現在、保型表現論という分野を専門にしているのだが、UPennの大学院に進んだ時にはそんな分野が存在する事すら知らなかったほどである。でも、それで良いのである。


結局、私が思うに、重要なのは

「まず、何がやりたいか」

ではなく

「色々な事をやりながら、何をやりたいかを決めていく」

という姿勢で、アメリカの大学(院)の制度はそのような発想に適したシステムになっているのだ。


でも、日本人留学生の中にもこの違いがいまいち分かっていない人とかいたりして、相変わらず上に上げたような日本人的精神論で行動してしまう人とかもいたりするのだが、そんな日本人を見かけたりすると、せっかくアメリカのflexibleなシステムがあるのに、それを生かそうとしていないのは、もったいないなぁ~、とも思ったりする。



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2010年12月1日水曜日

初雪

今日、雪が降った。
多分これが初雪?

ちょっとだけ積もった。


 
この写真はiPhoneのカメラで撮った。

いよいよ本格的に冬に突入するようだ。



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2010年11月22日月曜日

破産した

今週はThanksgiving(感謝祭)の週のため、水曜以降、大学は休みとなる。私はもともと火曜日は授業の無い日のため、今日の授業が今週最後の授業となった。

そして、Thanksgivingの後は2週間授業があり、その後は期末試験。しかし、今学期の私の授業の期末試験は、試験問題作りは私がしない上に、採点もいわゆるマークシート方式。つまり、事実上あと2週間(計6回)の授業を残すのみとなった。ゴールは目前のはず、




が、その前に、




なんと、破産が訪れてしまった。



って、別にお金が無くなった訳ではなく、今学期は授業以外にも色々やることがあった上に、夏休みから休まず研究に気合いを入れてきたために、エネルギーを全て使いきってしまった感じがする。

まだ、授業が2週間残ってるのに...。

なんか、私の顕在オーラ量を全て使いつくてしまったとでも言うべきか、何もやる気が出ない。2週間ぐらい前からなんとなく、疲れたなぁ~、って感じてはいたが、学期終了目前にして、



I've completely run out of steam for this semester!!


とう状態になってしまった。



これは絶対に充電が必要!!



そうでもしなければ来学期は死んでしまうと思う。



そこで、冬休みは






日本に帰る事にした!!




去年も年末年始は日本で過ごしたけど、2年連続で日本に帰りま~す。

Bingを毎日チェックして何とか探したチケットは約1200ドル。安くはないけど、まあまあかな。

美味しいものを沢山食べて、くだらないテレビ番組にヘラヘラ笑って、温かいお風呂に入る。やっぱこれですね。

そんな訳で、年末年始は日本です。


でも、その前にあと2週間分の授業をなんとか乗り切らねば...。


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2010年11月17日水曜日

日米大学比較~学年

まだまだ続く日米大学比較。今回は学年について。

日本においては大学だろうがどこだろうが、学年というのはとんでもなく重要なものである。学年が一つでも異なればそこには先輩・後輩という上下関係が生まれ、使う言葉はもちろん、基本的に人間関係の骨格をなすのは言うまでもない。そして、そのような上下関係を無視しようものなら、それはそれは大変なことになりかねない。

それに対しアメリカではそんな学年差による上下関係を基調とした人間関係など基本的に皆無で、学年なんて関係なく皆が対等な人間関係を送ることになる。

ちなみに、この違いが分かっていない日本人留学とかがたまにいたりして、アメリカに来てまでも先輩・後輩といった上下関係を持ち出してしまう人とかがいるのがだ、こういう日本人留学生を見かけるたびに「なんだかなぁ~」と思ったりもし、同じ日本人として恥ずかしくなったりもしてしまう。


って、そんな事が今回の内容なのではなく、実は日本とアメリカとでは、学年というものの意味が大学の制度の中で大きく異なるのだ。


そんな訳で、ここからが本題。


日本の場合

日本の大学において学年というのは、上に書いたような人間関係においてのみならず、制度のなかでも重要な役割を果たす。その最たるものが授業の履修である。基本的に学年によって履修できる授業が決められており、1年生用の授業、2年生用の授業、3年生用の授業、4年生用の授業、みたいな感じで、同じ学年の人同士が同じ授業を履修する。

そして、多くの大学で、各学年ごとに「進級条件」のようなものがあり、具体的には必須になるような授業や単位数のようなものを満たさなければならない。

そして、もしこのような進級条件を満たすことができなければ、同じ学年をもう一度やり直すことになる。これこそが「留年」である。

そして、一度留年してしまえば、それはその人の人生の汚点として一生付きまといかねないのだ。

例えば、就職の面接とかでも、留年した人には、必ずと言っていいほど「留年した理由は何か」といったような質問が浴びせられたりもする。


そんな感じで、日本においては「学年」と言うのはものすごく重要なものなのである。



アメリカの場合

おそらく辞書や表面をなでただけのような留学ガイドの類をみたら、アメリカの各学年に対する訳として

一年生・・・・Freshman
二年生・・・・Sophomore
三年生・・・・Junior
四年生・・・・Senior

とかって書いてあると思う。もちろん基本的には間違えではないのだが、アメリカの大学においては、このFreshmanとかSophomoreとかの分類というのは基本的には便宜上、修得した単位数に応じて付けられる呼び名のようなものに過ぎないのだ。例えば

Freshman・・・・0~29単位を修得した人
Sophomore・・・30~59単位
Junior・・・・・・・60~89単位
Senior・・・・・・・90単位以上

みたいな感じで(単位数に関しては前回初回を参照)。

そして、日本と大きく異なるのは、基本的にこの「学年」というのが授業履修においてはほとんど、何の意味も持たないことにある。つまり、Freshman用の授業、Sophomore用の授業、みたいな感じで授業が割り当てられるようなシステムにはなっていないのだ。

では、どうやって誰がどの授業を受けられるかが決まるのかと言えば、アメリカでは「prerequisite制」とでも呼べるようなシステムになっているのだが、このことに関しては、多分、次の次ぐらいに書くことにする。

とにかく、このような事情から、基本的に「留年」などという制度も概念も基本的に存在しないのである。

そう、アメリカの大学においてはFreshimanとかSophomoreとかいった「学年」は大した意味を持たないのだ。


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2010年11月11日木曜日

日米大学比較~卒業に必要な単位数

という訳で(?)、再び日米大学比較です。

今回は卒業に必要な単位数について。前に書いたように基本的な授業時間と単位数は以下のような感じ。


日本:一コマ週90分の授業が半年で2単位

アメリカ:一コマ週150分の授業が一学期間で3単位


ちなみに、アメリカにはセメスター制(二学期制)とクオーター制(三学期制)がありこの二つで微妙に異なるのだが、この違いについては別の機会に書くことにして、とりあえずここではセメスター制を前提として書くことにする。


で、日本でもアメリカもで卒業に必要な単位数は大体120~130単位。もちろん大学によってある程度異なるし、同じ大学でも専攻分野によっても異なるが、基本的にこのぐらいが卒業に必要な単位数。


ということは毎学期大体どのくらいの授業数を履修することになるか?


話を簡略化するために、とりあえず卒業に必要な単位数が120単位と仮定する事にする。


単純に4で割ると年間30単位。さらに2で割ると半年(アメリカで言う一学期間)あたり15単位ということになる。

ということは


日本:約8コマ、週90分×8=720分=12時間
アメリカ:約5コマ、週150分×5=750分=12.5時間


ぐらいを常時履修していれば4年間で卒業に必要な単位を取れることになる。時間数的にはあまり差はない。

しかし、これはあくまでも時間数であって、アメリカの場合、授業のメインは宿題(参照記事)であったり、日本でも、専攻によっては実験とかゼミとか実習とか、特種な形態の授業もあったりするために、まぁ、そう単純に授業時間だけでは比較はできないのではあるが。


が、現実はさらに複雑なものなのである。


という訳でここからが本題。


日本の場合

まず日本の場合。いわゆる日本で言うところの文系の場合、大学4年目はただひたすら就職活動に専念しなければならない現実がある。

ちなみに、私の時代は「超氷河期」と言われた時代であったため、文系の学生(特に女子大生)はそれはそれは過酷な就職活動を余儀なくされた。


そして、理系の場合、大学4年生は基本的に卒業研究のために研究室に入り、研究に従事する事になる。私も機械工学科だったために、その例外ではなく、研究室に入れられた。ちなみに、そこで行われることは卒業研究という名の下の教授の研究の手伝いであるwww。

でもその代償として(?)、文系のような過酷な就活をせずとも、就職が決まったりもする。

私の周りの友人知人たちも、「超氷河期」にも関わらず、スイスイと大企業に就職していった。


このような理由により、結局、理系だろうが文系だろうが、大学4年では授業の履修はかなり限定的になる。もちろん卒業研究も単位が出るのだが、単位数としては私の場合は4単位だけであった。


つまり、結局のところ、3年の終わりまでに、卒業に必要な単位のほとんどを取らなければならないのだ。という訳で、その事を前提に計算し直すと年間120÷3=40単位。つまり、半年で20単位。ということは、通常

約10コマ、週90分×10=900分=15時間



ということになる。



アメリカの場合

アメリカでは専攻分野に関わらず、卒業研究はoptionalの場合が普通。つまり、卒研は選択科目でやりたい人だけがやる事になる。

さらに、就職活動も、日本と異なり軽め。終身雇用なんて発想のかけらもないアメリカでは最初の就職なんて、いわば「様子見」。所詮は「最初の仕事(first job)」に過ぎず、一生その職場にいることなんてまずあり得ないため、就職活動も軽めになる。さらに「新卒」などという枠もないアメリカでは、卒業してから就活を始める人だっているぐらい。

このような事情から、大学4年目でも授業の履修は3年までと同じような感覚になる。

そんな訳で上の計算通りの履修をしていけばオッケーってこと、と思うかもしれないが、これは卒業に必要な単位数が120と過程した場合の話であり、これは最低ラインで、多くの場合は125~130ぐらいが実際のところ。ちなみにPurdueの数学科は最低124単位。多い場所では130を越えることもある。

そこで、仮に132単位とするとどうなるか?4で割って年間33単位。さらに2で割って各学期16.5単位。つまり学期平均5.5コマということになる。

例えば秋学期に5コマ、春学期に6コマ

みたいな感じで履修していけばなんとか足りる計算になる。




が、




前回書いたように(参照記事)アメリカの授業はただひたすら、宿題、宿題、また宿題。そのため、おそらく一学期間に5コマ取ったら、おそらくそれで限界。場合によっては4コマでも相当辛い場合もある。実際アメリカの大学で授業を受けた人には痛いほど分かるとは思うのだが。

そして、6コマなんて取ったら、地獄を見ることになりかねない。

つまり、卒業に必要な単位を最低の120としてもギリギリといった感じになるのに、多く見積もって130以上としたら


4年で卒業なんて無理だよ!!


ということになってしまう。



そこでどうするか?


① 5年間かけて卒業する。

② 要領良く、それほど宿題のきつくない授業とそうでない授業を織り交ぜて、毎学期なんとか履修を上手く行うようにする。

③ サマースクール(夏休みの授業)を取る。

といった辺りが、その対処方である。

日本の大学しか知らない人にはどのオプションも、いまいちピンとこないかもしれないが(特に①とか)、これらの事に関しては、別の機会に書くことにする。



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2010年11月8日月曜日

カジノ

この前キムチをくれた(参照記事)韓国人の友人、最近仲良くなった♀だけど、その子と昨日カジノに行ってきた。

私の住むWest Lafayetteから車で1時間半ぐらいのところにあるいわゆるインディアン・カジノ

カジノなんかめったいに来ないけど、たまにはいいと思う。インディアナに来てからカジノに来るのはこれが始めて。

個人的にはカジノとかにあまりお金を使うことが好きではないのだが、一緒に行った韓国人はたま~に来るらしい。



って、minimum betが$25のブラックジャックのテーブルでガンガン賭けてた。しかも、結構慣れてる感じだった。私的にはちょっと引いたんですけど...



でも私は地道に安めのスロットマシーンで、時を過ごす...と、その結果、こんな事が訪れました。



でも、25セントのスロットだからこれでも$250。まぁ、ちょっとしたおこずかいにはなった気がする。


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2010年11月6日土曜日

代講

昨日の事。

代講を頼まれた。そう、数学者は出張に行くことが多い。そのため、別の人に一日だけ授業を代りにやってもらること(代講)も結構ある。

私も誰かに代講を頼む時もあるし、頼まれる時もある。持ちつ持たれつ。

で、昨日は友人の一人に代講を頼まれた。




が、



なんと、その授業は朝の9時半から...これって、いつもは私の目覚ましが鳴る時間www



そんな訳で、珍しく早起きをして授業をした。



ところで、この代講をする時は、いつもの授業とは異なる注意点がある。そう、これは私がUCSDにいた時にとある教授から言われたこと。それは


「代講では、きちんとした授業を行ってはいけない」


え?これってどういうこと?と思ったそこのお兄さん、お姉さんのために。


これは、代講をしてあげる人への配慮というかcourtesyなのだそうだ。つまり、気合いを入れて素晴らしい授業をしてしまうと、生徒たちが

「代講で来た先生の授業の方が分かりやすいじゃねぇかよ。いつもの奴はつかえねぇなぁ~」

みたいな風に思ってしまう。

それはあまりよろしくない。そうならないように、いい加減な授業をして

「やっぱいつもの人の方が、分かりやすいな」

って思われるようにするのが同僚へ配慮


という理由らしいのだ。

でも、代講を頼まれた以上、教えるべき事はきちんと教える必要があるのもまた事実と思う。つまり


「教えるべきことは教えて、でも生徒からはあまり良く思われないような授業」


を心がけなければいけない。って、これってどんな授業だよ、って気もするし、これはこれでそれなりのスキルも必要だと思う。


で、個人的には、代講の時はテンション極端に下げ、やる気なさそうに授業をすることにしているw。



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2010年11月2日火曜日

iPhone

日米大学比較からちょっとだけ小休止。

昨日、ついにiPhoneを買った。



そんな訳で、現在はiPhoneの使い方勉強中。とりあえず、メールやネットをちょっとだけチェックしたいって時、わざわざパソコンを立ち上げる必要が無くなったのが嬉しい。


あと、今日の昼飯、iPhoneのカメラで撮影してみた。


カツカレー。チップ込みで約11ドル。アメリカのわりにはだけど、カツはまぁまぁの味と厚みだと思う。カレーの味も悪くない。



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2010年10月29日金曜日

日米大学比較~学期中の宿題

前回の日米大学比較第一回目では、授業時間の違いについて書いたが、今回は、学期中に出される授業での宿題について。

ちなみに、前回と同様、今回も通常の講義中心の授業での宿題についてであって、実験とかゼミとかといった特殊な形態の授業ではないので、ご注意を。

また、ここで言う宿題とは、学期末とかに提出する(期末試験代わりの)レポートのようなものを指すのではなく、学期中に定期的に出される宿題のことを指します。


日本の場合

まず、日本の場合から。日本の大学では通常の授業では宿題が出されることは、ほぼ皆無に近い。たまに、ちょっとしたレポート提出みたいのがあるけど、かなり軽め。数学や物理のような科目でも、まぁ、ちょっと演習問題を解いてそれを提出するぐらいのが、多くてもせいぜい隔週であるぐらい。

でも、宿題なんて全く無いのが基本。

基本的に日本では、教授が講義をして、それが学期の初めから終わりまで続くだけ。学生に要求されるのは、基本的に授業に出席して、ノートを取ることぐらい。

そんな感じだから、前回に書いた1コマ90分の授業を1日に2~4コマぐらい月曜から金曜まで合計10~18コマぐらい履修する感じになる。



アメリカの場合

日本とは異なりアメリカではこの宿題が授業のメインとなる。

アメリカではほぼ全ての授業において、毎週宿題が出される。これは、授業のレベルにほぼ関係なく、また、学部レベルだけでなく大学院レベルにおいても、同様。さらに上のレベルに行けば行くほどに、宿題の量と質ともに、どんどんキツクなってくる。

具体的には、数学のような科目であれば、教科書の章末問題のようなものから問題がピックアップされ、宿題として出されることになる。一番典型的なパターンは、毎週一回授業の初めとかに宿題を提出する事になる。

もちろん、場合によっては、毎回宿題を提出しなければいけない授業もある。つまり、週三回、月水金の授業なら、週三のペースで宿題を提出しなければならない。これは結構きつい。って、私が今学期受け持っている線形代数の授業では、毎回宿題提出にしているけどw。

でも、もちろんこれは数学の場合であって、他の科目の場合はどうかというと、例えば、コンピュータサイエンスのプログラミングの授業を履修したら、ほぼ毎週、何らかのプログラムを書いて提出しなければならなかったりする。

それ以外には、いわゆる、人文系や社会系の授業では、教科書や論文の類を読むことが中心となるため、「次の授業までに、教科書○○ページから××ページまで読んできなさい」的な感じの宿題が出される。このタイプの宿題を一般にreading assignmentと言ったりする。

また、reading assignmentだけでなく「読んだ内容をレポート数ページ以内にまとめたもの提出しなさい」的な感じの、いわゆるwriting assignmentも出されることがある。


まぁ、教科によって、また同じ教科の中でも、各授業によって内容や量にある程度のバラツキはあるものの、アメリカの大学では基本的にこの宿題に追われるだけの日々が永遠と続くことになる。

基本的に前回説明した一週間に150分の授業であれば、大体授業時間の2~3倍の時間を宿題に費やすことが要求される。つまり、各授業あたり一週間に5~8時間ぐらい。

そんな理由により、アメリカでは学部の場合、毎学期せいぜい履修する授業数は4~5コマぐらいに限られてる。実際、講義の時間が150分で、仮に宿題に8時間(480分)必要だとしたら、授業一つに対して講義の時間と合わせて合計630分(10時間半)という計算になる。もしそれで授業5コマ履修したら、全部で52時間半ってことになる。つまり土日も休まず勉強しても毎日7時間以上は勉強の時間ってこと。

そう、アメリカの大学は皆そんな感じの日々を送る事になるのだ。

で、これは基本的に学部の場合であって、これが大学院になると、さらに過酷さを極める事になるのだが、大学院の事は、また別の機会に書くことにする。

まぁ、そんな訳で、各学期、履修する授業の数自体は日本よりも少ないが、授業外でやらされること(宿題)がやたら沢山あり、それがメインになるのがアメリカの大学である。




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2010年10月21日木曜日

日米大学比較~授業時間

昨日、予告したように日米大学比較を始めます。第一回目は軽め(?)に授業時間の日米比較。

ちなみにここで言う「授業」というのは、実験とかゼミとかのような特殊な形式の授業ではなく、普通の講義中心の授業のこと。



アメリカの場合

基本的にアメリカの場合、各授業時間は一週間に150分が一般的。一日に150分行う場合もるし、週二回で一回が75分の場合もあるし、週三回で一回が50分の場合もある。

週二回になった場合、一番多いのが火曜日と木曜日に一回ずつのパターン。たまに、月曜と水曜とか、水曜と金曜とかのパターンもあるけど、前者の方が圧倒的だと思う。

週三回の授業ではほぼ間違いなく、月水金に一回ずつのパターンになる。

週一回の場合は、どの曜日でも行われうるが、多くの場合途中で5~10分ぐらいの休みをが入るのが普通。でも、基本的にこの辺は担当教員の完全な気まぐれによって決定される。

ちなみに、数学の場合、週一回のパターンはほぼ皆無と言える。私も一度も経験したことがない。これは、数学という学問の性質上、週一回だけの授業は効率が悪いためと断言できる。数学は毎日少しずつ学んでいくタイプの科目であるため、学生の理解度という点で、最低でも週二回に分ける必要があるのだ。

それに対し、例えば、いわゆる人文系の学問は週一回だけのパターンも結構あったりする。これもやはり学問の性質上、それでも特に問題ない場合もあるからと思うわれる。

また、アメリカの場合、いわゆる通年の授業はほとんどなく、各授業は一学期間(休日とかも入れて約15週間)続き、週150分の授業だと3単位(3 credits)が与えられる。

また、数学の場合だと、学部の特に1,2年レベルの授業では、通常の講義に加えて、週50分間の演習の時間(recitation)が付いている場合がある。その場合、例えば月水金の講義なら、火曜日か木曜日に演習の時間があり、講義が火木だったら、月水金のどれかに演習の時間がある。基本的に(大学院のある大学であれば)この演習の時間は大学院生が担当する事になる。で、演習付きの授業の場合、4単位が与えられる。



日本の場合

日本の場合、分野に関係なく、ほぼ全ての授業が一週間に一回90分行われる。

私自身、日本の大学は一つの大学しか経験していないのではあるが、この辺はかなりかなり統一されているように思える。(っていうか、そうじゃないパターンを知っている人は教えてください。)

でも、数学や物理などの授業では、やはり演習の授業が付いている場合もある。その場合、隔週で50分の演習が行われるようである。というか私の場合はそうだった。ただ、この辺の細かいところは、私自身、日本の大学での経験がそれほど多くないため、どこまで一般化出来るのかは不明ではあるが。

ちなみに、日本だと半年間で終わる授業もあれば、通年の場合もある。半年間のものだと、各授業2単位。演習が付くと3単位。通年だと4単位。この理屈たど、演習付き通年の授業だと6単位という計算になる。

ちなみに、以前、ドイツ人の友人とこの授業時間について話をしたことがあるのだが、ドイツの大学では、この点では基本的に日本と同じようなシステムらしい。日本はドイツの制度を真似たから?




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2010年10月20日水曜日

日米大学比較~予告編

結構、くだらないことが多い「大学教員」のブログではあるが、これからは少しぐらいは役に立つような事も書いていこうと最近思い始めた。

で、とりあえず、これから少しずつではあるが日本とアメリカにおける大学、特に学部教育の違いについて「日米大学比較」と題して、書いていこうと思う。

私は、学部は日本で卒業し、その後、大学院生としてアメリカに渡ってきたのではあるが、アメリカに来た当初は、書類上は大学院生ではあったものの、実際は学部生のような状態で、学部レベルの授業も色々履修した経験がある。

そして何よりも、現在はアメリカの大学で基本的に学部生向けの授業を教えている。

そんな私のような者のみが、日米の学部教育の違いについて本当に語れる資格があるように思える。

そして、私は常々「やはりアメリカと日本とでは、学部教育という点においては、もはやアメリカの方が断然優れていると言わざるを得ない」と思っている。

そんな訳で、これから、日米大学比較シリーズを始めたいと思う。

と言っても、書く内容の多くは、日本とアメリカの両方の大学(学部レベル)を経験した事のある人には「何をいまさら」的なものになるのもまた事実ではあるが。



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2010年10月12日火曜日

数学者の平凡な一日~授業の無い日~

昨日(月曜日)と今日(火曜日)は秋休み(fall break)で大学は休みだった。と言っても、今学期は火曜日は授業が無い日だから、毎週休みみたいなものだけど。

という訳で、久しぶりに、数学者の平凡な一日。


10:00~11:20 10時起床。相変わらず朝は遅い。今学期も授業が全部午後からだから、生活パターンもそれに合わせた感じになる。朝起きて、コーヒーとシリアルで軽い朝食の後、シャワーを浴びたいつもの朝。

11:30~12:00 今日は歯列矯正の定期的な調整日だったので、歯医者へ。30分ほどで終了。

12:00~1:00  昼食。以前紹介した面白い名前の日本食レストランでランチメニューを食べた。

1:00~4:00  近くのスタバで仕事、って要するに数学の研究。数学って基本的に場所を選ばず研究や勉強で出来ることが素晴らしいと思う。

4:00~4:30 いい加減、疲れたから、この辺りでスタバから撤退。スパーでちょっと買い物して、アパートに戻った。

4:30~5:00 メールチェックしたり、ちょっとネットで調べ物したり。

5:00~5:30  ちょっと眠くなったから昼寝。

5:30~7:00  コーヒー飲みながら再び研究の時間。

7:00~8:00  夕食。適当に作って食べた。

8:00~9:00  いくつか重要な(?)メールを書いたり、ネットを徘徊したり。とある有名な数学者にちょっとしたメールを送った。

9:00~11:00  再び数学の時間。今度は研究というよりは勉強の時間。数学者は(そのうち気が向いたら詳しく書こうと思うけど)研究だけでなく、新しいことも勉強していかなければいけない物。今やってる研究とは直接関係のない事だけど、論文(のようなもの)を読んだ。

11:00~11:30 11時のニュースを見た。ちょうどのタイミングでチリの鉱山で生き埋めになってしまった人の救出シーンが流れた。

11:30~12:00  そのままだらだらとテレビをみたり、ネットを徘徊したり、歯を磨いたり。

12:00~1:00 明日の授業の準備。その他の雑用(皿洗いとか)。

1:00 今現在。これをアップした後、多分ベットに入ってから、再びさっきまで読んでた論文を読み続ける予定。



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2010年10月6日水曜日

ノーベル賞

私のいるPurdue大学の日本人教授、根岸英一さんがノーベル化学賞を受賞した。ってそんなこと言われなくでも知ってる?

しかもこの人、大学院は私と同じペンシルバニア大学。って、私とは何の関係もない人だけど、ちょっとだけ親近感。

ちなみに、テレビのローカルニュースに出てた、根岸さん。






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2010年10月3日日曜日

マリナーズはなぜ弱い?~私の答え~

今日、マリナーズの最終戦が終了した。

我らがイチロー選手も2安打を放ち、相変わらずの様子である。ちなみに、これで5年連続の両リーグ最多安打が決定したらしく、5年連続はメジャー新記録らしい。この記録はあまり注目されてない感じだけど。

そんなイチローを傭するシアトル・マリナーズの成績はと言うと、ア・リーグぶっちぎりの最下位。でもそれって、今シーズンに始まったことではなく、イチローが入団した2001年にリーズ優勝を果たし、イチローがMVPに輝いて以来、優勝はもちろん、優勝争いすら経験していない。最近では唯一2007年に何とか地区2位になった程度である。


そこで誰もが思う素朴な疑問。



「マリナーズはなぜ弱い?」



私はその答えを知っている(つもり)。


でもその前に一応グーグル先生にもちょっとだけ聞いてみた。が、なんとグーグル先生もその本当の答えをお分かりになっていらっしゃらないらしい。


という訳で、私の知っている答え。マリナーズはなぜ弱い?それは




イチローがいるから




に決まってるでしょう。


え?これってどういうこと?って思ったそこのお兄さん、お姉さんのために、アメリカにおける球団運営の大きな特色を一つ説明します。


アメリカでは、プロ野球チームは、ヤンキースやレッドソックスのような全国区の人気チームを覗いて、基本的には

「地域密着型」

であるということ。

例えば、日本で野球観戦に行くと、お決まりのように、ホームチームのファンはライトスタンドに、そしてビジター側はレフトスタンドに陣取り、応援合戦が行われる。

が、アメリカで実際に球場に足を運んでみると分かるが、(ビジターチームがヤンキースやレッドソックスの場合を除き)球場全体がホームチームのファンで埋め尽くされるのだ。

アメリカの国土の広さがそうさせるのだが、基本的に各チームのホーム球場が地理的に隔離されているためである。各チームのファンが別のチームの球場に応援に行くことすら物理的に不可能だったりするのだ。

例えばニューヨークのような大都市であったって、野球チームはナ・リーグとア・リーグに各一球団。それ以外に最寄りの球団となると、約160キロ離れたところにあるフィラデルフィア・フィリーズぐらい。

そんな「地域密着型」のメジャーリーグにおいては、球団運営というのは比較的簡単で、チームがそれほど強くなくても観客数をある程度確保できるのである。

ちなみに、日本でも現在では、日ハムや楽天などはこの「地域密着型」の経営を行っているのでなんとなく日本人にもこの感覚は分かるとは思うのだが。

そしてこれは良く聞く事だが、アメリカでは球団経営者にとってbaseballは結局は「国技」ではなく「ビジネスの手段」でしかないという事実がある。

野球のルールすら満足に知らないような人間がオーナーになることだってあるぐらいだ。(これは実際にあった話。)


とにかく、ホーム球場で試合をすれば、その地域のお客さんはある程度来てくれる状況下で、無理に戦力補強をしてチームを強くし優勝させようなんて考えるオーナーなんて、この前死んでくれた他界された故スタインブレナーぐらいなのである。

まぁ、地域の人達に見捨てられないぐらいにそこそこチームが勝ってくれればそれで十分なのである。


さて、そのことを頭の中に入れてマリナーズを考えてみよう。


まず、マリナーズのあるワシントン州シアトルを地図で見れば分かると思うが、そこはかなり孤立した地域にある。ワシントン州と隣り合う州のオレゴン州、アイダホ州、モンタナ州なんか野球チームなんて一つもない。さらにそれらに隣り合う州だって、野球チームがあるのはカリフォルニア州ぐらい。それも、一番近くてもサンフランシスコにあるジャイアンツとその隣町オークランドにあるアスレチックスだけ。シアトルからの距離は実に約1000キロ。


そう、マリナーズは地域密着型のメジャーにおいても、どの球団にもましてその傾向が強い球団なのである。



でも、いくらなんでも、チームがぶっちぎりで弱かったら、さすがに客も来なくなるのが普通。



そこで、登場するのがイチローである。



いくらチームが弱くったって、イチローが打ち続け、記録を重ねてくれれば、十分な観客動員数を確保できるのである。

そして、さらにその上にイチローのおかげで日本企業がスポンサーにもなってくれる。

しかも多くの観客が注目するのはイチローのシーズン安打数。最終戦までず~っと注目されるのである。チームにとっては消化試合だろうが、ファンは球場に足を運ぶのである。

ボテボテの内野ゴロを打っても、全力で走り、一塁でセーフになる。そんなイチローの姿を見るだけでシアトルのお客さんは大満足。



そんなイチローという「ドル箱」がある以上、マリナーズの経営陣はわざわざ戦力補強などする必要もないのである。



そう、イチローがいる以上、マリナーズは強くならないのである。強くする必要が無いから。




そして、マリナーズが再び強くなる時。それはイチローが一塁まで全力疾走出来なくなった時であると断言しておく。イチローの年齢を考えると、それほど遠くない未来に訪れるかも。


「イチローが打てなくなって、マリナーズが強くなった」


って近い将来言われるかも知れないから、私は今ここにその事を予言しておくことにする。




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2010年10月2日土曜日

今日の昼飯

昨日、韓国人の友人から手作りキムチをもらった。

だから今日の昼飯はキムチかけご飯。


普通のキムチよりもちょっとだけ辛さ控えめな感じで、辛いものにあまり強くない私にはちょうどいい感じだった。



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2010年9月26日日曜日

証拠写真

私が18歳のころ、なんと、体重が53キロほどしかなかった。ハッキリ言ってこれって痩せすぎ。

高校時代、身体検査の時に体重を計る係の先生から「もっと太らないとだめだぞ」みたいな事を言われた事があったのを今でも覚えている。

でも「太れ」って言われても、何したって太らないのが私の体だった。

食が細かったのかというとそんな事はなく、むしろ逆で私は「痩せの大食い」だった。

定食屋に行って一品食べても足りなくてもう一品追加して、一緒に行った友達を驚かせた事も会った。

一杯に三玉入った超大盛りラーメンだって楽勝で食べれた。

でも、スタ丼大盛りチャレンジには失敗したけど。

まぁ、大食い大会に出れるほどではないけれで、普通の人から見れば大食いだったぐらいの感じである。そして、何よりも、食べることが好きだった。

でも、体重が増えることは無かった。そう、私の体はいくら食べても太らない。そう思ってた。

大学時代、ちょっとだけ体重が増えたけど、大学卒業時でも55キロぐらいだった。



そして、渡米...



そこで待ち受けていたもの。それは、カロリー満天のアメリカの食事。私は痩せの大食い。食べるの大好き。でも、いくら食べても太らない...


そう思ってアメリカでも食べ続けた...


そして、渡米10年目が終わるころ、私の体重はなんと、





な、なんと、





73キロにまで到達したのだった。高校時代+20キロ!!




やったぜ。ついに、あの「太らないと駄目だぞ」っていった高校の先生を見返してやったぜ!!


って、そういうことではなく、10年間のアメリカ生活が「痩せの大食い」と単なる「デブの大食い」に変えてくれたのだった。


でも、アメリカにいると、ちょっとぐらい太ったって、周りが太ってるから、ほとんど気にならないのが本当のところで、73キロでもアメリカだと太ってる内に入らないため、私自身はほとんど気にもしていなかったのだ。


で、ちょうどそのころ(約3年前)、年齢も30を過ぎ、夏に日本に一時帰国した際に、実家の近くの総合病院で約3万5千円ほどかけて大々的な身体検査をしてもらったのだ。アメリカにいると身体検査なんてする機会が無いから、一回ぐらいやってみよう的なノリで。


そして、結果...


なんと、ありとあらゆる数値が基準値オーバー。中性脂肪とか尿酸値とか血糖値とかGOT とかGPTとか、何とか値とか、かんとか値とか、もう覚えてないけど、とにかく、みんなそろって基準値オーバー。


そして、医者から下された診断結果は、ずばり



肥満。



さらに、医者は言った。


「この○○値がこれだけ高いと、将来的には××といった病気にかかる可能性がある。さらにあなたの場合は●●値も高いから、□□にかかる恐れもある。さらには、この数値もこれだけ高いと...

うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ...

そして、これらは基本的に太りすぎに原因がある。本当は薬とか飲んで治療しないといけないぐらなんだけど、あなたの場合、年齢的にもまだ若いから、とにかく痩せなさい。痩せることが重要。最低でも体重を65キロまで落としなさい。そして、体重を落としてから同じ検査を受けて数値がどう変わるかを見る必要がある。

とにかく痩せてみないからには、今のままでは対応も出来ないし...

うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ、うだうだ...」




「分かったよ。そこまで言うんだったら、やってやるよ!!」



という訳で、これ以来3年間、ず~と、ダイエットを心がけて生活と送ってきた。食事の量を減らし、運動もして(水泳とか)、少しずつ、少しずつ、体重を減らしていき、ついに先日、体重計の読みがこんな感じになりました。








目標達成!!!



これでもう肥満などとは呼ばせない。




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2010年9月20日月曜日

フィールズ賞に思うこと

先月、Ngoのフィールズ賞で大騒ぎをしておいて(参照記事)、なんか矛盾するような(?)内容になるかも知れないが、私がフィールズ賞について思ってる事を書くことにする。

ところで、そもそもフィールズ賞って何?って人は、Wikipediaにリンク張っといたから、それでも読んでくださいませ。って、それもめんどくさい(?)。全く、しょうがないですなぁ~。ではそういう人のために。

フィールズ賞とは四年に一度のICM(国際数学者会議)で、優れた研究成果を上げた40歳以下の数学者に与えられる数学界で最も栄誉あるとされる賞であり、数学のノーベル賞とも呼ばれている。ちなみに、日本人の受賞者は今のところ三人。

まぁ、フィールズ賞を一言で言い表せばこんな感じになる。


でも、これってなんかおかしくないかい?


数学って以前にも書いたけど(参照記事)、長~い、長~い時間の積み重ねが要求されるゲームなのだ。そんな"old man's game"である数学においては

30代...若手
40代...中堅
50代...ベテラン
60代...その道の匠
70歳以上...数学神

ぐらいの感じである、とは以前にも書いた通りである。そんな数学において40歳以下なんて、完全に若手。それなのに、「数学のノーベル賞」と言われるフィールズ賞は40歳以下という年齢制限が付いているのだ。


何かがおかしい感じがする...。


人によってはこのフィールズ賞の年齢制限がそのおかしさの理由とするのだろうが、私はそもそもこの



「フィールズ賞≒数学のノーベル賞」



という図式に問題があるように思える。

本来フィールズ賞とは、数学のノーベル賞でもなんでもなく、若手奨励のために作られたものなのである。プロ野球に例えれば「新人王」といった感じであろう。

そんな「数学の新人王」であるはずのフィールズ賞がいつからか「数学のノーベル賞」などともてはやされるようになってしまったことに、そもそも問題があるように思う。

では、なぜ「数学の新人王」が「数学のノーベル賞」になってしまったのか?

理由は色々あるのだろうが、私が思うに二つの大きな理由があるように思う。

第一の理由は、数学にそもそもノーベル賞が無いことはもちろんのこと、ノーベル賞に限らず、そもそも数学には、他の分野(例えば、物理とか化学とか)と比べて、「賞」の類が伝統的にほとんど存在しなかったこと。(と言っても、この辺はここ10年ぐらいでだいぶ変わってきてはいるのだが。)

そして、二つ目の理由は、過去のフィールズ賞受賞の中には「新人王」などと呼ぶにはあまりにも、偉大すぎる業績を上げてフィールズ賞を受賞した人達がいること。例えばGrothendieckとか。


このような状況の中、4年に一度のビッグイベントであるICMで選出されるフィールズ賞が「数学のノーベル賞」として扱われるようになってしまったのではないかと思っている。


でも、やっぱり、40歳以下の「若手数学者」に与えられるフィールズ賞なんて、結局は「数学の新人王」に過ぎないのである。


プロ野球でも、新人王を取りその将来を期待されるもその後さっぱりで「あの人は今」的な人生を送る人もいれば、新人王なんか候補にすら上がることの無かったような人が歴史的な名プレーヤーになることもある。もちろん、新人王を取ってその後もその期待通りの活躍をし続ける人もいる。


数学の世界もそれと似ていることが言えなくも無い気もする。フィールズ賞を取るもその後いまいちな人もいるし、フィールズ賞を逃すも、その後とんでもない功績を残す人もいる。もちろん、フィールズ賞を取り、その後もそれに恥じることのない研究成果を上げる人だっている。


そして、4年に一回というフィールズ賞が与えられる頻度を考えると、実は、歴史に名を残すような大数学者のほとんどが、フィールズ賞を逃しているような感じもする。


例えは、私の研究分野に関連する分野で、多大な功績を残した「数学神」達の名を上げると、

Andre WeilHarish-ChandraGoro ShimuraRobert LanglandsJohn Tate、etc

み~んな仲良くフィールズ賞を逃している。


そんな「数学の新人王」であるフィールズ賞。あまり大騒ぎするべきものでもないのでは、と常々思っている。


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2010年9月17日金曜日

出張記~ウィスコンシン大学マディソン校

昨日、出張に行ってきました。

今回行ってきたのはウィスコンシン大学マディソン校(以下、UWMと略)。今回はセミナーでの講演。

水曜日4時半に授業が終わって、5時過ぎごろに出発。UWMまではPurdueから車で5時間半ぐらいのところにある。途中夕食を食べて、11時ぐらいについた。でも時差が一時間あるからPurdueの時間では12時ぐらい。

で、疲れてたけど、せっかく来たからちょっとだけ夜の街を徘徊してみた。UWMのキャンパスはマディソンのDown Townにくっついているような感じで、町のメーンになる通りがキャンパスから町の中心部までのびてる。で、その通りをちょっと歩いてみた。


で思ったこと。


バーとか夜遅くまで空いてる(スタバじゃない)コーヒーショップとかレストランとかも結構あって、Purdueと比べてかなりの都会。

夜の街をちょっとだけ撮影。ピンボケだけど。







キャンパスからのびる通りの終点にはこんなのがある。City Hall(?)


ついでに、せっかくだからバーでビールを一杯。


メニューに"Kirin Ichiban"ってのがあったから思わず注文してしまった。

そのあとホテルに戻って寝た。結構いい感じのホテルだった。

で、次の日。ホテルの部屋の窓からの眺め。


天気がちょっとあいにくな感じだったけど、湖が見える。

朝食を済ませ、9時半ごろまにUWMのキャンパスへ。キャンパス内のどっか。




キャンパス内をちょっと歩いてみての感想だけど、Purdueの方が人種が多様な感じがあす。特に、UWMはPurdueと比べてアジア人が少なめな感じ。

で、これが数学科の建物。



最上階は、ラウンジになっていて、そこからの眺めはこんな感じ。





マディソンの町の全貌が見渡せる。

うううむ、Purdue数学科の最上階(参照記事)とは雲泥の差である。

で、この日の朝は、講演に招待してくれた人と、色々と数学の話をした。

そして、昼食。合計5人ほどで近くのレストランへ。

こんなのを食べた。


これ、アフガン料理らしい。

講演は2時半からなので、食事の後は近くのカフェで色々と数学の話やら世間話やらで時を過ごす。


そして2時半から3時半まで講演。なんか、大学院生が沢山聞きに来てた。


で、無事、講演も終わり、その後やることと言ったら、この手の出張でお決まりの夕食会...





...




とは行かず、私は次の日(金曜日)授業があるので、講演が終わってすぐに、PurdueのあるWest Lafayetteは5時間半のドライブとなったのであった...。


そんな訳で、数学科の建物を出て、ホテルの駐車場へ。途中ここで、Smoothieを買って飲んだ。


あと、前日歩いた通りは昼間はこんな感じ。




そんな感じで、West Lafayetteに夜の11時過ぎごろ戻ってきました。

なんか、すげー、慌ただしい出張だったし、結構つかれた。一泊二日、11時間のドライブ出張はこうして無事終了した。


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2010年9月14日火曜日

プロデビュー後初

と言う訳で(?)ゴルフ、というかタイガー・ウッズの話。

先週末、PGA(アメリカのプロゴルフツアー)のプレーオフ第三戦目が行われた。我らが(?)タイガー・ウッズは相変わらずの「どうした、タイガー?」的な調子で、なんと、





な、なんと、





プレーオフ第四戦(最終戦)にすら進めず、ここで消えることになった...。




これで、基本的にタイガーの今シーズのPGA公式戦は終了したことになった。



そして、


今シーズンの優勝回数は


0回.........。


プロデビューして以来、優勝0回は今シーズンが初の快挙。


ゴルフの調子が悪かったのは、不倫騒動だけが理由ではなく、6月ぐらいからスイングの改造を行っていて、新しいスイングがまだ定着してなく、安定性に欠けたことが理由らしい。


いずれにしても、タイガーにとっては、厄年なんてもんじゃいない一年になってしまった。


まぁ、来年のマスターズぐらいには、不倫騒動のほとぼりも冷め、新しいスイングも身につき、タイガーが復活してくれることだろう......と私は思ってる。、





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2010年9月10日金曜日

小テスト

私はほぼ毎学期、金曜日に小テスト(こっちで言うところのいわゆるQuiz)を出している。

小テストは各学生の分、コピーして配布しているのだが、学科のルールでこのての配布物のコピーは最低でも24時間前に学科のコピーをとってくれる秘書の人に渡さなければいけないことになっている。

そんな訳で私は毎週木曜日に小テストのコピーを頼んでいる訳なのだが...






私は、たまにそれを忘れてしまう(汗)。






そんな時は、金曜の朝にコピーを取ってくれる、いつもニコニコと笑顔を絶やすことのない秘書のおばさんおねえさんに、


「すいませ~ん、昨日、提出するの忘れちゃったんだけど、今日の1時半までにこのコピーとってくれます?」


ってな感じで頼みにいくと、いつもの笑顔を崩すことなくNo Problem的な感じでコピーを取ってくれるのだ。そのたびに「あぁ、なんてやさしい人なんだろう」っても思ったりもしている。


そして、昨日、またまた、木曜日にコピーを頼むのを忘れてしまった...。


で、いつも通り、今日の朝コピーを頼みに行ったら、なんと、な、なんと、いつもニコニコ笑顔の秘書のおばさんおねえさんの姿がなく、その代りにいたのが、悪名高い秘書の中で一番偉い(?)R.S.おばさんだった。


聞いたところによると、いつもニコニコ笑顔の秘書のおばさんおねえさんは風邪で休みらしい。


「やばい!!」


そんな感情が一瞬心の中をよぎったが、背に腹は換えられない(?)。


という訳で、いつものように


「すいませ~ん、昨日、提出するの忘れちゃったんだけど、今日の1時半までにこのコピーとってくれます?」



と頼んでみたが、このR.S.おばさんから、いつもニコニコ笑顔の秘書のおばさんおねえさんと同じ反応は期待できる訳もなく、


「まぁ、今回はいいけど、ちゃんと24時間のルールがあるんだから、これからはちゃんと守ってよ。こっちにだって都合があるんだから。」


って、日本語に訳したらこんな感じになるんだろうなぁ~、と思うような小言を言われ、渋々コピーをとってもらった。


やっちまったぜ...。



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2010年9月9日木曜日

新学期開始3週間

2週間半もの間、ブログをほったらかしにしてしまった。しかも、トップがタイガー・ウッズの離婚というどうでもいいよな記事の状態で...。

新学期が始まり、明日で3週間が過ぎる。今学期もまた同じ線形代数の授業を教えることになった。授業の方は一応軌道に乗った感じがするが、線形代数の授業では今学期から初めてオンラインで宿題を提出するシステムを採用し始めたのだが、なんか結構バグがあるみたいで、生徒からの問い合わせのメールが結構来る。



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2010年8月23日月曜日

ついに...

ついに、つ、ついに...






タイガー・ウッズ離婚......






という訳で、これからは何の迷いもなく、ゴルフに専念してくださいませ。っていうか、慰謝料はいくらぐらいなんだろうか。テレビのニュースではmillions of dollarsって言ってたけどwww。


ところで、今日から新学期が始まった。初日は無事終わった。



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2010年8月20日金曜日

フィールズ賞2010

本当は昨日書こうと思ったけど、ちょっと他にやることが沢山あって、今日にずれ込んでしまった。そんな訳で、一日遅れの時事(?)ネタ。

って、要するに数学のノーベル賞と言われるフィールズ賞の受賞者が発表された。

予想通り、っていうか予定(?)通り、あのNgoが受賞者の一人。Ngoは去年Purdueに講演に来て、その時に会ってるから(参照記事)やっぱ感動。

そして、ベトナム人初の受賞者。

ちなみに私が、フィールズ賞受賞者に、フィールズ賞を取る前に会ったことがあるのはこのNgoが二人目。一人目はもちろん(?)あの変人天才ペレルマン。でも、正確にはペレルマンは受賞拒否だから、受賞者ではない?

Ngoはもちろん本命で、誰もが予想した通りだけど、それ以外にも受賞者は3名。いずれも(広い意味で)解析系の分野の人。

って、実は私はこの3人のうちどれも、名前すら知らなかった(汗)。

やっぱ、分野がかなり異なるから。でも、そのうちの一人Elon Lindenstraussは解析数論で、ある程度私の分野と近いといえば近いのではあるが。

そんな訳で、4年に一回のフィールズ賞。次回は、4年後です。



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2010年8月18日水曜日

ドライブ記2010~ミズーリ州

ドライブ記の最終回。

最終日はミズーリ州にある宿を出て、イリノイ州の抜けて、インディアナに帰ってきた。基本的にこの間、特に面白いところも無いけど、途中ちょっと寄り道したミズーリ州にある人口200人程度の町のダウンタウンの写真でもどうぞ。


昔ながらの面影を残す、いわゆるHistoric Town。

近くには線路も。


一応、駅(?)もある。



と、こんな感じで、町の写真を撮ってたら、なんと、電車、ってか貨物列車がやってきた。ところで、アメリカの貨物列車って、実は、めちゃくちゃ長~いのが多く、せっかくだから通過する列車を動画に撮った。

ちょっと途中からだけど、最後まで飽きずに見てくださいませ。列車の長さが分かるから。





そんな感じで、ミズーリ州を走り抜けイリノイ州に。その境界にあるのは有名な町、セントルイス。あのアーチで有名なところ。車を運転しながらだけどアーチの撮影に成功。


とまぁ、こんな感じで、インディアナまで戻ってきました。

ドライブ記終わり...。


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2010年8月17日火曜日

ドライブ記2010~カンザス州

ドライブ記の続き。

3日目の夜をカンザス州の名も無い小さな町の宿で過ごした。って、本当に名前が無い訳ではなく(あたりまえだけど)、きちんと名前があって、この町はColbyっていう人口5000人ちょっと小さな町。

でも、こんな小さな町にも短大(community college)がある。そのキャンパス。


きれいな感じだけど、反対側に振り返ると、こんな感じで、


本当に何も無いところ。

ところで、当初の予定ではこの日にインディアナに帰る予定だったのだが、なんと、ここから家までの距離は900マイル。約14時間走り続けてやっと帰れる距離。

さすがに、そんな距離を一日で走るのはちょっと無理。そこで、予定変更して、一日遅く帰る事に。が、二日で900マイルは逆にちょっと短すぎる。

そこでこの日は、ゆっくりと横道それながら、カンザス州の観光でもする事にした。

と言っても、カンザス州なんて基本的に何もない場所。

でも、自然がイッパイ。

とりあえず、こんな道を抜けると、


こんなのがあったり。


こういう岩をMushroom Rockとかって呼ばれていて、人口の岩ではなく、自然に出来たものらしい。

さらに、この辺はバッタが大量にいる。その一匹。


それからこれはどっかの湖。



あと、こんな景色も。


しかし、カンザスは地平線意外は基本的に何も無い場所が続く。

そんな訳で、360度地平線という動画をどうぞ。




とまぁ、こんな感じで、カンザスを満喫(?)した一日だった。

この日は、カンザスを抜けて、ミズーリ州にちょっと入ったところで宿を取った。

という訳で、ドライブ記は次回が最終回。


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2010年8月16日月曜日

ドライブ記2010~コロラド、カンザス

ロッキーマウンテン国立公園をぐるっと一周するような感じで回って、後は帰路につく。って帰路って言ってもものすごい距離だけど。

まずは、ロッキーのふもとにある町デンバーへ。

高速でスルーするだけだとちょっとつまらないから、町のメーン通りをつっきってみた。

デンバーの中心部の写真をどうぞ。運転しながら撮ったから、いまいちな写真だけど。




デンバーを抜けてしばらく走ると、あっという間に、何もない景色になった。まっ平らな草原が広がる。

しして、カンザス州へ。そう、行き来た道と同じ道を引き返すのはつまらないから、カンザス経由で帰ることに。

そしたら、






なんと、







途中でとんでもない雨雲に遭遇してしまった。この世のものとは思えない土砂降り。あまりにも雨が強すぎて、走行不能と判断して車を路肩に止める。

どんな雨かというと、こんな感じ。



そう、良く見ると分かるけど、実はこれは単なる雨ではなく、ヒョウ(Hail)。氷の粒見たいのが落ちてるのが分かる。この激しい音はヒョウが車をたたきつける音。

車が壊れるんじゃないかって心配したぐらい。

別の角度からもどうぞ。





でも、いくら待ってもやみそうに無いし、この地域の雨雲は西から東に移動するから、待っててもどうしようもない。(私が向かうのも西から東)

という訳で、強行突破で何とか切り抜けた。

アメリカ中西部は実は結構ヒョウの被害が出る場所なのだ。


とにかく、そんなカンザス州の名もない小さな町でこの日は宿をとった。


止まったホテルの部屋の前には、こんなカエルがいた。


田舎だなぁ~。


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2010年8月14日土曜日

ドライブ記2010~ロッキーマウンテン国立公園

ドライブ3日目。いよいよ目的地のロッキーマウンテン国立公園を目指す。

まずは宿を出て、ロッキーマウンテンへの道。


道路の先に見えるのがロッキーの山々。

ここからさらに走って、国立公園の入り口。


20ドル取られた。

そして、ただひたすら山道を登ると、こんな景色や、


こんな景色や、


こんな景色が見れる。


このあたりの標高は3600メートルぐらいで、富士山頂(3776m)よりもほんのちょっと低い程度。そんなところまで車で登ってこれるのって凄いと思った。

最高点付近には休憩所やレストランや御土産屋があったから、昼食を食べて、Tシャツを買った。

そして、そこから下り。来た道を引き返すのではなく、反対側の谷間へ向かった。

谷間を流れる川。


これこそがあの有名な(?)コロラド川の源流付近。

近くには、低湿地帯(meadow)が広がる場所も。


で、ここのもう少し先で、なんと、生まれて初めて、自然のムースを見た。


アメリカの北東の州、例えばバーモンド州とかニューハンプシャー州とかに行くと、道路脇に「ムース注意」の標識とかあって、だいぶ前から、一度は自然のムースを見てみたいって思ってたから、見れて感激。

これはツノが無いからメス。で、なんと、子ずれだった。


ついでに、動画も撮ったからどうぞ。周りにいた他の観光客の声も入ってるけどw




ドライブ記はまだまだ続く。


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