この冬、私に一つの奇跡が起きた。
な、なんと!!
風邪を引かなかった!!
これは私にとっては奇跡に近い。そう、私は子供のころから風邪を引きやすい体で、冬などは毎年確実に最低一回は風邪を引いていた。
子供の時はそれが理由で学校が休めたから特に問題は無かったのだがww、さすがにこの年になってそんなことも言ってもいられない。
特に今年は、就活とかあるから、風邪は引きたくなかった。
そこで、風邪を引かないために、毎日あることを徹底して行ったのだ。
そのあることとは?
という訳で、この続きは次回に
というのは嘘で、毎日行ったこととは、
手洗いと喉のうがいを徹底する
という、実に基本的なものだった。でも、かなり徹底的に行った。毎日毎日、外から帰ってきたときはもちろん、大学の中でも、かなり気合い入れて。
そしたら、風邪を引かなかった。
このおかげで風邪を引かなかったのか、たまたま引かなかっただけなのかは定かでは無いが、私が風邪を引かなかったのは最初にも書いたように奇跡に近い。多分このおかげだと思う。冬の終わった今でも、手洗いとうがいを同様に徹底して行っている。このままいつまで風邪をひかないか、ちょっと見物である。
でも、こんな基本的なことで風邪を引かないなら、もっと前からやっときゃよかった。
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将来を嘱望された(かどうかは不明な)若手(?)数学者のブログ。アメリカの某大学でAssociate Professorなるポジションについています。数学者というあまり馴染みのない職業がどんなものなのか、ちょっとは分かるかも。あまり読者のことは考えずに書いているので、その点ご注意を。
2011年5月26日木曜日
2011年5月19日木曜日
日米大学比較〜一般教養
皆さん、こんにちは。今日は、日米大学比較シリーズです。このシリーズも今回で10回目になりました。で、今回は一般教養について。
日本の大学で一般教養は通称「般教」。アメリカではGeneral Educationと呼ばれており通称"GE"。
日本のほとんどの大学でもやはり一般教養科目を履修することが義務づけられており、アメリカでも基本的に全ての大学でGEの授業をある一定の単位数履修する必要がある。
が、日本とアメリカにおいては、この一般教養の意義やそのあり方に大きな違いがあるのだ。
日本の場合
最近では、日本のでは一般教養のあり方も変わってきて、以前(私が学生だった頃)よりもだいぶ一般教養の要求量も少なくなってきたと聞くこともあるし、また、各大学ごとによっても結構異なったりもするようなのではあるが、概して言えることは、「一般教養科目」として専門科目とはいわば「別枠」になっているのが基本のように思える。
つまり、「一般教養の社会学」とか「一般教養の心理学」とか「一般教養の数学」のような感じで。
また大学によっては「教養課程」なるものが独立に存在する所もある。
さらには、前回書いたように日本の大学には総合大学でない大学も多数存在する。そのような大学では、一般教養科目自体も、各学部や学科ごとにオファーされることも珍しくない。
例えば、私は日本の大学では工学部だったのだが、一般教養の授業などは酷いものだった。社会学とか心理学とか経済学とか、工学部生向けの一般教養の授業ああり、そのような(かなり少ない選択肢の)中から、いくつかを選択して履修するというものだった。
さらには「一般教養課程用の教員陣」みたいな人たちがいて、このような人たちが一括して一般教養の授業を担当したりしていた。
当然、授業を受けてるのも全員工学部の学生。そのため(全員では無いにしても)多くの学生はほとんど興味もなくただ必修させられる。
そのため、教える教員の方も(全員では無いにしても)やる気がない。今思えばのことなのだが、工学部生向けの一般教養の授業なんて担当したくないけど、大学教員としての職を見つけるのは極めて大変(そのことは現在の私には痛いほどよく分かる)だし、そんな中、なんとか得られた職だから「背に腹は代えられない」ぐらいの気持ちで仕方なく教えていたのでは、と思える人たちも沢山いたように思える。
そんな状況下で、教員のやる気無さが、学生のやる気無さをさらに拍車をかけ、それがさらに、教員のやる気無さを加速させる。そこにあったのは、絵に描いたような悪循環であった。
結果として、ほとんどの学生にとって、一般教養の授業など無意味なものであったように思える。
アメリカの場合
では、アメリカではどうなっているか?
そのことを見ていく上で、2点ほど頭に入れておくべきことがある。まず前回に書いたようにアメリカの大学は基本的に全て総合大学であるということ。そして、だいぶ以前に書いたように専攻分野は大学に入学してから徐々に決めていくという制度になっているということ。
そのような中で、一般教養(GE)というのは、もちろんその名のごとく一般的な教養を身につけるためでもあるのだが、それだけではなく、GEの授業を通して、各学生が自分に適した分野を決めていくためのものでもあるのだ。
そのため、GEの授業も「特別枠」のようなものがあるのではなく、各分野の入門レベルの授業がGEの単位としてカウントされる制度になっている。
例えば、経済学でGEの単位を取りたければ、経済学部で開かれる授業のレベルの低い、つまりcourse number(参照記事)の低い授業を履修することになる。
そのような状況だから、GEとしてカウントされる授業を履修すると、実にいろいろなタイプの学生がいることが分かる。経済学の授業であれば、これから経済学を専攻又は副専攻しようと考えている学生もいるし、そこまでは考えてないけど、とりあえずGEの単位にもなるし面白そうだから、と考えてい履修する学生もいる。もちろん、大して興味も無いけど、GEの単位のためだけに履修する学生もいる。
でも、私の学部時代の一般教養の授業とは異なり、興味も無いのに無理矢理履修させられているような学生は一部であるために、上で述べたような悪循環は基本的に起こりえないように思える。
また、担当する教員も「一般教養用の教員」のような人がいるのではなく、各学科の教員が持ち回りで担当したりするのが普通だったりする。ただ、大きな大学だと、たまに大学院生がこれらの授業を担当することもあるのではあるが。
いずれにしても、私が思うことは、アメリカのGEのシステムは「大学に入学してから、色々な授業を履修することを通して、徐々に専門分野を決めていく」というアメリカの大学のシステムの中で、重要な意味を持っているように思える。
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日本の大学で一般教養は通称「般教」。アメリカではGeneral Educationと呼ばれており通称"GE"。
日本のほとんどの大学でもやはり一般教養科目を履修することが義務づけられており、アメリカでも基本的に全ての大学でGEの授業をある一定の単位数履修する必要がある。
が、日本とアメリカにおいては、この一般教養の意義やそのあり方に大きな違いがあるのだ。
日本の場合
最近では、日本のでは一般教養のあり方も変わってきて、以前(私が学生だった頃)よりもだいぶ一般教養の要求量も少なくなってきたと聞くこともあるし、また、各大学ごとによっても結構異なったりもするようなのではあるが、概して言えることは、「一般教養科目」として専門科目とはいわば「別枠」になっているのが基本のように思える。
つまり、「一般教養の社会学」とか「一般教養の心理学」とか「一般教養の数学」のような感じで。
また大学によっては「教養課程」なるものが独立に存在する所もある。
さらには、前回書いたように日本の大学には総合大学でない大学も多数存在する。そのような大学では、一般教養科目自体も、各学部や学科ごとにオファーされることも珍しくない。
例えば、私は日本の大学では工学部だったのだが、一般教養の授業などは酷いものだった。社会学とか心理学とか経済学とか、工学部生向けの一般教養の授業ああり、そのような(かなり少ない選択肢の)中から、いくつかを選択して履修するというものだった。
さらには「一般教養課程用の教員陣」みたいな人たちがいて、このような人たちが一括して一般教養の授業を担当したりしていた。
当然、授業を受けてるのも全員工学部の学生。そのため(全員では無いにしても)多くの学生はほとんど興味もなくただ必修させられる。
そのため、教える教員の方も(全員では無いにしても)やる気がない。今思えばのことなのだが、工学部生向けの一般教養の授業なんて担当したくないけど、大学教員としての職を見つけるのは極めて大変(そのことは現在の私には痛いほどよく分かる)だし、そんな中、なんとか得られた職だから「背に腹は代えられない」ぐらいの気持ちで仕方なく教えていたのでは、と思える人たちも沢山いたように思える。
そんな状況下で、教員のやる気無さが、学生のやる気無さをさらに拍車をかけ、それがさらに、教員のやる気無さを加速させる。そこにあったのは、絵に描いたような悪循環であった。
結果として、ほとんどの学生にとって、一般教養の授業など無意味なものであったように思える。
アメリカの場合
では、アメリカではどうなっているか?
そのことを見ていく上で、2点ほど頭に入れておくべきことがある。まず前回に書いたようにアメリカの大学は基本的に全て総合大学であるということ。そして、だいぶ以前に書いたように専攻分野は大学に入学してから徐々に決めていくという制度になっているということ。
そのような中で、一般教養(GE)というのは、もちろんその名のごとく一般的な教養を身につけるためでもあるのだが、それだけではなく、GEの授業を通して、各学生が自分に適した分野を決めていくためのものでもあるのだ。
そのため、GEの授業も「特別枠」のようなものがあるのではなく、各分野の入門レベルの授業がGEの単位としてカウントされる制度になっている。
例えば、経済学でGEの単位を取りたければ、経済学部で開かれる授業のレベルの低い、つまりcourse number(参照記事)の低い授業を履修することになる。
そのような状況だから、GEとしてカウントされる授業を履修すると、実にいろいろなタイプの学生がいることが分かる。経済学の授業であれば、これから経済学を専攻又は副専攻しようと考えている学生もいるし、そこまでは考えてないけど、とりあえずGEの単位にもなるし面白そうだから、と考えてい履修する学生もいる。もちろん、大して興味も無いけど、GEの単位のためだけに履修する学生もいる。
でも、私の学部時代の一般教養の授業とは異なり、興味も無いのに無理矢理履修させられているような学生は一部であるために、上で述べたような悪循環は基本的に起こりえないように思える。
また、担当する教員も「一般教養用の教員」のような人がいるのではなく、各学科の教員が持ち回りで担当したりするのが普通だったりする。ただ、大きな大学だと、たまに大学院生がこれらの授業を担当することもあるのではあるが。
いずれにしても、私が思うことは、アメリカのGEのシステムは「大学に入学してから、色々な授業を履修することを通して、徐々に専門分野を決めていく」というアメリカの大学のシステムの中で、重要な意味を持っているように思える。
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2011年5月13日金曜日
出張記のおまけ
前回の出張記の続き。
研究集会は日曜の午前中で終わりだったため、日曜の午後がフリーになった。人によっては、その日のうちに帰路についたりしたのだが、私はというと、せっかくBaltimoreに来たのだから、これを利用して近くに住む友人とあうことに。
その友人とは、以前にこのブログで登場した私の大学院時代の親友のJames。彼が住むワシントンは出張先のBaltimoreから1時間程度のところなので、この日の午後に会うことに。
が、
なんと、直前になって急な仕事が入ったらしく、この日は会えないとのこと。
残念だけど、仕方が無い。
でも、急な仕事って何だろう?
前回、彼を紹介した時に書いたように、彼はいま、アメリカ大統領直属の諜報機関であるNSA(国家安全保障局)で働いている。
ん?まてよ。
NSA?大統領直属?諜報機関?
そうだ!!
きっと、先日アメリカ軍がビンラーディンのあじとから持ち帰ったハードディスクの内容解析でもやってるに違いない。
そうだ、きっとそうに違いない。
そうか〜、世界平和の為なら私との約束など大して重要で無いはずだ。そういうことにしておこう。
そんな訳で、この日の午後は完全に空きになってしまった。特にやることも無いので、Baltimoreをぶらぶらすることに。
ということで、BaltimoreのInner Harborの写真をどうぞ。
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その友人とは、以前にこのブログで登場した私の大学院時代の親友のJames。彼が住むワシントンは出張先のBaltimoreから1時間程度のところなので、この日の午後に会うことに。
が、
なんと、直前になって急な仕事が入ったらしく、この日は会えないとのこと。
残念だけど、仕方が無い。
でも、急な仕事って何だろう?
前回、彼を紹介した時に書いたように、彼はいま、アメリカ大統領直属の諜報機関であるNSA(国家安全保障局)で働いている。
ん?まてよ。
NSA?大統領直属?諜報機関?
そうだ!!
きっと、先日アメリカ軍がビンラーディンのあじとから持ち帰ったハードディスクの内容解析でもやってるに違いない。
そうだ、きっとそうに違いない。
そうか〜、世界平和の為なら私との約束など大して重要で無いはずだ。そういうことにしておこう。
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2011年5月4日水曜日
キャンパスで見つけたちょっとカッコいいもの
なんかこういうのって、昔、戦隊ヒーローもので見た感じがする。
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