2009年2月24日火曜日

採点

今日は、先週の中間試験の採点をした。って別に今日だけではなく、試験日から少しずつ採点しているのだが、今日はだいぶはかどった。

ちなみにここだけの話(?)この試験の採点は結構嫌いな人が多い。「授業をするのは好きだけど、試験の採点は嫌い」って人は私の知り合いの中にも結構いる。基本的に

めんどくさい上に時間が掛かるから


ってのが最大の理由だと思う。


ちなみに、私自身はというと、自分の教えた生徒が私自身が作った試験を受けた場合の採点は結構好きな方である。

というのも、こういう場合は、私の生徒がきちんと授業内容を理解しているのか、つまり、私自身がきちんと教えられているのかを知ることにもなるし、ちゃんとした試験問題を作れたのかも分かるから、採点していると結構楽しかったりする。


そんな訳で、あともう少しで採点が終わる。

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2009年2月22日日曜日

Ilya Piatetski-Shapiro

今日は日曜日。なんと昼近くまで寝てしまった......

コーヒー飲みながらいつものようにメールをチェック。そしたらなんとPiatetski-Shapiroと題したメールが二通も届いていた。一通はイスラエルの知人から、もう一通はShahidiからである。

まさか!

と思ってメールを読んだら、まさにその「まさか」だった。あのPiatetski-Shapiroが一昨日、亡くなったとの知らせであった。

私は一年ほど前、イスラエルで彼に会った。いや、単に見たとでも言うべきか(参照記事)。その時もかなり病状は深刻そうではあったのではあるが。

おそらく、享年80歳ぐらいだと思う。もう、充分長生きしたと言えば言えるかもしれないが、実際に会ったことがある人の死の知らせはやはり単なる死亡記事とは異り、悲しいものである。

とにかく、そんな訳で、偉大な数学者が一人この世を去っていったのである。


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2009年2月21日土曜日

大雪警報

今日は朝から大雪警報(のようなもの)が出ていた。つまり、雪がかなり降るらしいから、気をつけるようにってこと。

そこで、今日と明日は外に出なくても済むように、昨日のうちに食糧を買い占めておいた。

そして、そして、今日は、ゆ、雪が............

































ちょっとだけ降った。




このぐらい。



どこが大雪じゃ!!

とにかく、そんな訳で、食糧の買いだめは見事空振りに終わった。


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2009年2月19日木曜日

College Teaching Workshop

昨日の日記。

昨日、大学であったCollege Teaching Workshopなるものに行ってきた。言ってみれば「大学での教え方」を大学の教員や大学院生を対象に教えるためのワークショップ。

別に強制的に行かなきゃいけないものではないのだが、時間的な都合もついたし、ちょっと面白そうな内容だったので行ってみることにした。

ワークショップのタイトルはズバリ

Engaging Your Students in a Classroom Full of Laptops, Ipods, and Cell
Phones

まぁ、基本的に授業中いかに生徒の注意を授業の方に向かせるか、といったことを主眼に置いたも。そして、講師として来たのがPurdue大学で特にTeachingに関して優れた教員に送られるMurphy Awardという賞の受賞者でもあるRosalee Clawsonという政治学の教授。

このワークショップでは彼女がそのテクを披露してくれる、とのこと。

この手のワークショップは、個人的な経験ではスベルことが多い気がするのだが、今回は結構すごかった。この教授(というか正確には助教授)、年齢はたぶん40歳ぐらいでまだ大学の教授としては若いのだが、来てみてよかったと思う内容だった。

まずはじめに、あたかも彼女が実際に政治学の授業をするような模擬授業(とでも言うのだろうか?)から始まり、その後、そのことに関して、彼女がいろいろと授業をする上でのポイントを解説。そしてまた、模擬授業、そして解説、といったことを3回ぐらい繰り返す感じのものだった。

さすがは、なんとかという賞の受賞者だけあって、その話し方や全体の雰囲気づくりなど「すばらしい!!」と思えるものだった。

そして、なによりも時間が立つのを忘れさせるような、人を引き付ける話し方をする。

私は今まで、Teachingに関して定評のある人の授業を見学したことが何度かあるのだが、私が思うに、こういう人に共通することは、講義のリズムが素晴らしく、その話しっぷりにいつの間にか吸い込まれていってしまうような、そういう話し方をしていることにあると思う。

このRosalee Clawsonという人もまさにこういうタイプだった。

でも、こういうのって、なかなか真似してできるようなものでもないんだよなぁ~、とも思ったりもする。ましてや、英語のネイティヴじゃない人には.....。



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2009年2月16日月曜日

歯列矯正

今日は、矯正歯科に行ってきた。そんな訳で、約一か月ぶりに歯列矯正ブログを更新。興味があったら

30代男の歯列矯正 In U.S.A.

を覗いてみてくださいませ。


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2009年2月15日日曜日

中間試験

10日以上ブリにブログです。ここんところ、単調な日々が続いて、あんまり書くことがなかった。

ところで、今日は日曜日。朝は10時に起床して、だらだらと過ごす。昼食後は仕事。日曜日なのに仕事。と言うのも、この火曜日には私の受け持つ授業の中間試験があるため、その試験問題作りをした。

アメリカの大学は日本の大学と異なり、基本的に(学部レベルの授業では)学期の途中に中間試験(Midterm Exam)がある。しかも一回ではなく二回とか三回ぐらいある場合もある。数学の場合、学部レベルの授業では2回あるのが典型的なパターン。

でも、日本の中学とか高校とかの中間試験とは異なり、日程は各教員が勝手に決めるのが普通。そんな訳で私が勝手に今週の火曜日に決めた。ちなみに次の中間試験は4月7日。これも私が勝手に決めた日程。

中間試験は普通、普段の授業時間と同じ時間に同じ教室で行われる。

そして、今日はその試験問題作り。と言っても、昨日のうちにある程度作っといて、今日はその最終作業。

そころで、この試験問題作りというのにも、それなりのスキルが必要。ただ作れば良いというものではなく「良い試験問題」を作らなければならないのである。で、私が思う「良い試験問題」とは

1.授業や宿題の内容をきちんと理解している生徒はいい点が取れる。
2.内容をきちんと理解していない生徒にはあまりいい点が取れない。

って、当たり前だろ!!って思うかもしれないが、実はこれがそう簡単なことでもないのである。特に慣れないうちは、試験問題が長すぎたり、短すぎたり、難しすぎたり、簡単すぎたり、とあまり上手くいかなかったりすることも多々あるのである。

特にありがちなのは、日本の大学入試問題よろしく、その場で何らかのヒラメキを要求するような問題を出してしまったりするパターン。こういう問題は(アメリカの)大学での試験問題としては不向きな場合が普通。こういう問題を出してしまうと、良い点を取れなかった生徒が

「点数が悪かったのは問題が悪かったからだ!!」

と、その憎悪が試験を作った教員の方に向けられたりもしてしまうのである。

かく言う私もアメリカの大学で教え始めた当初は結構そんな試験問題を作ってしまった事があったりもする。でもまぁ、この辺も場数を踏むことによって、どんな感じの問題をつくれば大体どのぐらいの生徒が正解を得るか、というようなことが感覚として身に付くようになっていったのではあるが。

そんな訳で、今日はお昼過ぎから4時ぐらいまで試験問題を作ってた。


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2009年2月3日火曜日

論文完成

昨日、論文が一本完成した。
この論文、基本的な骨格になるところはすでに2年近く前に出来上がっていたのだが、色々な理由により完成するまで時間が掛かってしまった。で、先月のサンディエゴの出張の際、最後の詰めの部分を仕上げ、昨日やっと完成した。それなりの大作だと思う。

私の論文は

http://www.math.purdue.edu/~stakeda/research.html


で読めるから、興味があったら読んでみてくださいませ。一番上のが最新作。って、このブログを読んでる人で私の論文に興味がある人がいったい何人いるかは定かではないが.........。

ところで、数学者っていったいどのくらいのペースで論文を書いていくの?という人のために。

これってもちろん数学の中でも分野によって異なるのではあるが、いわゆる純粋数学の場合アメリカでは、まずPh.Dの論文、つまり博士論文が一番最初の論文になる。

数学以外の分野の人からすると結構驚くべきことなのかもしれないけど、基本的に純粋数学はそれが普通なのである。実際、私もそうだったし、現在著名な数学者であってもこのパターンの人が結構いる。

これは、おそらく数学という学問の性質上、まともな研究が出来るようになるまで、かなりの年月が掛かるから、というのが最大の理由である。つまり、数学はものすご~~~く積み重ねが必要な分野ってこと。

でも、数学の中でも分野によっては、あまり多くの積み重ねをしなくても済むような分野もあって、そいういう分野では大学院生(場合によっては学部生)でも論文を書き上げることはそれほど珍しいことでもないのではあるが。

ちなみに、私の研究分野は保型形式とか保型表現とかって呼ばれている分野で、純粋数学の中でもかなり積み重ねの必要な分野であるのだ。

さて、話を論文の数に戻すが、Ph.Dを取り終わった後、大体どのくらい論文を書くか?ってもちろんこれは人によるのがだ、アメリカで通常言われていることは、基本的に1年に一本ぐらいのペースで書いていかなければ数学者として生き残るのは難しいらしい。というか、これは私が大学院を卒業する時に、親しかった教授の一人から言われたこと。

でも、もちろん論文は単なる本数ではなく、各論文の「質」も重要。というかどちらかというとこっちの方が重要な気がする。実際、ほんの数本の論文で有名大学の教授になる人もいるし、かなり名の知れた数学者でも、意外と論文の数はそれほど多くない人だって結構いたりする。

ちなみに私がPh.Dを取ったのが2006年。で、今回の論文が6本目。まぁ、一応そこそこのペースで書けている気がする。で、これから1年半ぐらいの間に今回仕上がった論文と同じぐらいの質の論文があと2本ぐらい書ければ、数学者として生き残これる「安全圏」に入れるかなぁ~、って思ったりもしている。


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2009年2月1日日曜日

スーパー・ボウル

今日は、Super Bowl Sunday、ってこれってようするに、NFL(アメフトのプロリーグ)最終決戦が今日だったってこと。

アメリカでのスーパーボウルの盛り上がり方は、たぶん日本の夏の甲子園の決勝ぐらい......

っていうか、以前こっちのプロ野球のテレビ中継で「日本のhighschool baseballのchampionshipはSuper Bowlぐらいのbig eventだ」って言ってたのを聞いたことがある。

そにかく、今日はそのぐらいの日である。

私自身はアメリカに来る以前はアメフトなんて、ルールすら知らなかった.....で、アメリカに来てアメフトを見るようになったかと言えば、そんなことはなく、約7年間、アメフトなんて全く見向きもしなかった。

しかし、アメリカ滞在8年目の2005年。その時住んでたフィラデルフィアの地元チームのイーグルスがこのスーパーボウルまで進んだのをきっかけに、アメフトもちょっとは見るようになった。

ちなみに、アメフトのルールは基本的なことなら、テレビ中継を3回ぐらい見れば理解できるようになる。って言うか、私がそうだった。

そんな訳で今日の夜は、テレビでアメフト観戦。今年のスーパーボウルはピッツバーグ・スティーラーズ対アリゾナ・カージナルス。

試合は前半終了直前、スティーラーズがなんと、インターセプトから100ヤード走ってのタッチダウン。って、アメフトのコートは全長100ヤード。つまりこれって、コートの一番端でインターセプトして、一気に反対側まで駆け抜けったって意味。スーパーボウル記録らしい。

後半も始めの方はスティーラーズのペースで、かなり点差が開いた。

でもその後、急に流れがカージナルスへ。そして、試合終了直前に、カージナルスが逆転。これで勝負あったと思いきや、さらにスティーラーズが試合終了超直前に逆転。

そんな訳で、結局試合はスティーラーズの勝利。

まぁ、個人的にはどっちが勝ってもどうでもよかったのだが、観ててかなり楽しめた試合だった。



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