2010年10月21日木曜日

日米大学比較~授業時間

昨日、予告したように日米大学比較を始めます。第一回目は軽め(?)に授業時間の日米比較。

ちなみにここで言う「授業」というのは、実験とかゼミとかのような特殊な形式の授業ではなく、普通の講義中心の授業のこと。



アメリカの場合

基本的にアメリカの場合、各授業時間は一週間に150分が一般的。一日に150分行う場合もるし、週二回で一回が75分の場合もあるし、週三回で一回が50分の場合もある。

週二回になった場合、一番多いのが火曜日と木曜日に一回ずつのパターン。たまに、月曜と水曜とか、水曜と金曜とかのパターンもあるけど、前者の方が圧倒的だと思う。

週三回の授業ではほぼ間違いなく、月水金に一回ずつのパターンになる。

週一回の場合は、どの曜日でも行われうるが、多くの場合途中で5~10分ぐらいの休みをが入るのが普通。でも、基本的にこの辺は担当教員の完全な気まぐれによって決定される。

ちなみに、数学の場合、週一回のパターンはほぼ皆無と言える。私も一度も経験したことがない。これは、数学という学問の性質上、週一回だけの授業は効率が悪いためと断言できる。数学は毎日少しずつ学んでいくタイプの科目であるため、学生の理解度という点で、最低でも週二回に分ける必要があるのだ。

それに対し、例えば、いわゆる人文系の学問は週一回だけのパターンも結構あったりする。これもやはり学問の性質上、それでも特に問題ない場合もあるからと思うわれる。

また、アメリカの場合、いわゆる通年の授業はほとんどなく、各授業は一学期間(休日とかも入れて約15週間)続き、週150分の授業だと3単位(3 credits)が与えられる。

また、数学の場合だと、学部の特に1,2年レベルの授業では、通常の講義に加えて、週50分間の演習の時間(recitation)が付いている場合がある。その場合、例えば月水金の講義なら、火曜日か木曜日に演習の時間があり、講義が火木だったら、月水金のどれかに演習の時間がある。基本的に(大学院のある大学であれば)この演習の時間は大学院生が担当する事になる。で、演習付きの授業の場合、4単位が与えられる。



日本の場合

日本の場合、分野に関係なく、ほぼ全ての授業が一週間に一回90分行われる。

私自身、日本の大学は一つの大学しか経験していないのではあるが、この辺はかなりかなり統一されているように思える。(っていうか、そうじゃないパターンを知っている人は教えてください。)

でも、数学や物理などの授業では、やはり演習の授業が付いている場合もある。その場合、隔週で50分の演習が行われるようである。というか私の場合はそうだった。ただ、この辺の細かいところは、私自身、日本の大学での経験がそれほど多くないため、どこまで一般化出来るのかは不明ではあるが。

ちなみに、日本だと半年間で終わる授業もあれば、通年の場合もある。半年間のものだと、各授業2単位。演習が付くと3単位。通年だと4単位。この理屈たど、演習付き通年の授業だと6単位という計算になる。

ちなみに、以前、ドイツ人の友人とこの授業時間について話をしたことがあるのだが、ドイツの大学では、この点では基本的に日本と同じようなシステムらしい。日本はドイツの制度を真似たから?




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1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

続き楽しみです