2009年12月3日木曜日

Homeworks???

今日、昼飯を食べに外に出たとき、ほんのちょっとだけだけど、雪がパラついてた。私の知る限り初雪。来週は本格的に降るかも、って予報を耳にもした。

あぁ~~、あのさむ~い、さむ~い冬の到来である。West Lafayetteの冬は寒いぞぉ~~。

ところで、今日は英語の話。

homework

って単語。たぶん誰でも中一の、しかもかなり早い段階で習う英単語。意味だって、誰でも知ってる。基本的には

宿題

って意味。

ちなみに、アメリカの大学に通う学生(特に院生)にとってはこのhomeworkって言葉がいかに、オゾマシイものであるか、経験したものだったら誰でも分かるはず。

ってか、アメリカでの院生生活って基本的にこのhomeworkに追われるだけの生活がひたすら続くもの.....

さらにちなみに、教員にとってはhomeworkは自分でやるものではなく、学生にやらすもの。いやぁ~、院生時代と比べて、今の生活がいかに楽か。はっはっは......ちょっとだけ優越感。

ところで、このhomeworkって英単語、アメリカの大学では毎日最低数回は耳にするような単語なのだが、いまいち、この単語の本質を理解していない人が多い気がする。

例えば、学生の間で交わされるだろう会話に

「今学期、この授業で、沢山のhomeworkが出たよ」

とか、

「今のところ、この授業、5つのhomeworkで満点だよ」

みたいな感じのが想定されるだろう。で、ここの「沢山のhomework」と「5つのhomework」を英語に直すとどうなるか?



ってもちろん、


many (a lot of, lots of, a plenty of, etc) homeworks と five homeworks


に決まってるじゃん、って思った人いません?




実は、これが間違いなのです。





基本的に、homeworkって「家でworkすること」といった抽象名詞であるため、『不加算名詞』なです。従って、waterとかの単語と一緒で複数形には出来ないのです。つまり、homeworksってのは間違いになります。

実際、例えばWiktionaryでhomeworkを調べても、きちんとuncountable(不可算)と書いてあるし、英語のスペルチェックとかでも「homeworksは間違え」って引っかかる。

そして、何よりも(?)私がアメリカに来た当初(今から約10数年前)homeworkはuncountableって英語の先生に教わったのを今でもハッキリ覚えてる。そして、「沢山の宿題」とか「5つの宿題」って言いたいときは

many homework assignments とか five homework assignments

って言わなければならないって、教わった。

でも、アメリカの大学、特に大きな大学では、大学の教員の中にも英語のネイティブでない人が沢山いる。私も含めてだが。数学のような分野になると、それはさらに顕著になる。

そんな、ネイティブじゃない教員の中にも、homeworkはuncountableってことを知らない人が大量にいて、平気でfive homeworksとかmany homeworksとかって口にする。

学生の頃とか、このhomeworksってのを見たり聞いたりすると、「あっ、この人分かってないな」って心の中で突っ込みを入れてたりもした。

そして、私自身はhomeworksという言葉は使わないようにしている。英語は完璧には話せないけど、出来るだけ正しく使うように心がけてるつもりでございます。














.......













...................











ところが、英語に限らず言葉というのは生き物みたいなもので、時代とともに変化するもの。特に英語のような言葉は、沢山の人が話すからどんどん変わっていく。

最近、気付いたことは、アメリカ人(特に若い世代)の中にもこのhomeworksという言葉も平気で使う人が現れ始めた。いや、もしかしたら、だいぶ前からこういう傾向があって、私が気がついていなかっただけかもしれないが。

今日も、明らかにアメリカ人と思われる学生の一人から来たメールにhomeworksって言葉が使われてた。

アメリカの大学では、特にネイティブでない人達の間でやたらhomeworksってのが使われるから、それが影響して、一般的な言葉として市民権を得たのだろうか?そのうち、homeworkが加算名詞になり、Wiktionaryの記述も変わるかも知れない。

私も今度、授業中とかにhomeworksって言ってみようかな~、って思ってる今日この頃。


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2 件のコメント:

Willy さんのコメント...

Homework はどう考えても可算名詞にした方が便利だと思うのですが、何年か前に調べたら使用例があまりにも少なかったのでノンネイティブの意地で絶対使わないことにしました。でも今調べたら、結構使われてきてるみたいですね。しかし、どうやら"homeworks"は家の修理みたいなニュアンスになってしまうような雰囲気もある。。。
より間違いやすいと思うのが、homework Solutions にsがついていること。sがついてるのは知っていたのだけど、TAやってた時にsを忘れてプリント作ってしまって、まあいいだろうと思ってそのまま配りました。そうしたら、アメリカ人の女子学生2人が小さい声で、「はぁ?見てみて!Homework Solution だって(笑)。これだからこの人は(笑)」とひそひそ話しているのを目撃してしまい凹んだことがあります。

あずぴか さんのコメント...

改めてhomeworkってそうなんだぁって思ったよ。←なんせ英語を勉強しなくなって…年(苦笑)。
でもさ、日本語だって例えば「〜的な」が文末について〜を修飾した形の使い方で話してるでしょ?
言葉は生き物だなあって思うね、そういう話聞いてると。