前のブログで「所信表明演説」?をしたついでに、昨日の日記。
昨日はテルアビブ大で数論のセミナーがあったので、それに行ってきた。内容はp-adic Langlandsの話で、私の研究とは直接関連しているというほどでもないが、とりあえず顔見せ(?)のつもりで行くことにした。
朝7時に起床して、とりあえず自転車で大学にある自分のオフィスまでいって、自転車を置いて、駅まで歩く。駅の売店でサンドイッチを買って電車の中で食べた。電車から見える景色はただひたすら続く砂漠である(^^;;
で、約一時間半後にテルアビブ到着。駅を出て、バス乗り場に来たが、大学への行き方がいまいち分らん。そこで、ベンチに3人ぐらい人が座ってたので、その人に向って"Excuse me. Does anyone speak English?"と投げかけてみたら、そのうちの一人が"Yes!"と応じてくれた。大学への行き方を聞くと、ここからバスに乗れとのこと。って、大学はそんなに遠いのか?と思い、歩いて行けなのか聞いたら、歩くと12,3分ぐらいかかると言われた。時間があったので、歩くことに。
テルアビブ大学はちょっとした高台のようなところにあって、駅からちょっと坂を登るのだが、途中テルアビブの市を見渡せるところがあった。かなりの都会である。Be'er-Shevaとは同じイスラエルでもえらい違いである。
そんなこんなで、多少早めに到着したから、Math Department Buildingをふらふらと見学。なんかかなり変わったつくりの建物ではあるが、facultyのphoto boardにはBernsteinとかSoudryとかGinzburgとか、さらにはPSの名前まで。うううむ、畏れ多い気もしてきた。
建物の中の見学が終わったら、ちょっと外に出てみた。そしたら、Erezとばったり遭遇。彼としばらく話したのち、セミナーの始まる時間になったのでセミナーの行われる部屋の中へ。
もうすでに人が集まっていて、その中にはKazhdanの姿も。夏休み中なのに、結構人がいた。Soudryもいるし、その他若手もそこそこいた。そして、セミナーが始まる直前にはキッパー をかぶった老人が一人入ってきたので隣に座っていたErezに"Who is he?"と耳打ちしたら、予想どおり彼がBernstein先生とのこと。
一通りの面子もそろいセミナーが始まった。セミナー自体は可もなく不可もなくといった感じではあった。
セミナーのあと、ErezにGinzburgはどの人なのか聞いてみたら、彼はセミナーには基本的に来ないらしい。って、おい。conferenceには来ないことは聞いていたが、この人、自分の大学でのセミナーにも来ないんかい。Erezによると、自分の研究に直接関係ないことは極力やらない人とのこと。良く言えばpragmaticなんだろうけど、しかし、数学者は本当にそれでいいんだろうか?
セミナーの後は、ErezとBernsteinとの3人で昼飯を食べた。ところで、ErezはBernstein大先生のことを"Joseph"と気軽に呼んでいたのにちょっと驚いてしまったが、そんなことにいちいち反応してしまうのは私の日本人としてのサガなのかなぁ、とも思った。 こういうことは、何年日本から離れても、なかなか払拭できるようなことでもないように思える。
その後は、まっすぐ家に帰る予定だったが、Erezがテルアビブの町を案内してくれるとのことで、少し遊んで行くことに。いくつかテルアビブの有名なスポットに連れてってもらったが、ううむ、上にも書いたが結構な都会で、ちょっと驚いた。
で、6時ごろの電車で帰宅。夕飯はちょっと遅くなったけど、家で食べた。
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