2008年6月4日水曜日

ヨルダン旅行記最終回~ベドウィン体験

ヨルダン3日目。今日はぺトラではなWadi Rumへ。Wadi Rumとはヨルダンにある有名な砂漠のことなのだが、なんとここではベドウィン体験ができてしまうのだ。ベドウィンとは、基本的にアフリカ北部から中東地域にかけて昔から遊牧生活を送っている「砂漠の遊牧民」のことである。ヨルダンにも、イスラエルにも沢山いる。

でも実はここ半世紀ぐらいは多くのベドウィン達は遊牧を止め定住生活をしているらしく、たとえばイスラエルのベドウィンは基本的に全員定住しているらしい。

遊牧民、遊牧やめたら、ただの民、

などと思わず一句詠んでしまったが、とにかくこの日はそんなベドウィンのマネごとをするべく、Wadi Rum砂漠にやってきた。朝、ぺトラ付近のホテルを出て昼近くにWadi Rum到着。昼食と一緒にベドウィン紅茶とベドウィン音楽でもてなされた。

そして、こんな感じの「荷台」に乗り、いざ砂漠の中へ。



ちなみにこの車はTOYOTAだった。

この車で砂漠の中をひた走る。こんなところや、



こんなところ。



ちなみに、これは古代人の残した壁画らしい。



ところで、ベドウィンってどんな感じの人かというと、こんな感じ。



一応、念のために言っとくけど、左側に写ってる人がベドウィンである。ちなみに彼が運転手。と、そこで思った。「私もこうなったらベドウィンに変身しよう!」









という訳けで、変身!!



ちなみに、この頭にかぶるやつは、結構通気性がよく、なおかつ砂ぼこりをうまくシャットアウトしてくれる。きっとベドウィンたちが長年かけて編み出した砂漠で生きるための知恵なのだろうか、などと思ったりもした。結局この日はこれを一日中かぶってた。

そして、あっという間に夕方に。

もう結構薄暗いがもう一枚。



そして寝床に到着。そう、当然ベドウィンの体験をする訳だから、寝るのは砂漠の中の「ベドウィンテント」。

これが、テントの前の焚き火(?)って言うんだろうか。



そしてこれがテント。



もちろん、寝る前には夕食が出る。これがそのベドウィン料理(なのかなぁ~?)。



結構美味しかった。お腹が空いてたせいもあるけど。そして、寝るのはテントの中で寝てもいいけど、かなり厚手の布団を用意してくれたので、なんと外で寝ることに。上の写真の焚き火の周りで。ガイドのベドウィンさんも外で寝てたし、できるだけベドウィンのマネをした。

ところで、このベドウィンという人達は基本的に(少なくともつい最近までは)遊牧民。彼らはおそらく「領土」などという概念すら持たずに数千年の時を生きてきた人達である。そんなベドウィン達の基本的な考え方は、そもそも大地は神が所有するものであり、人間がいかに所有権を主張したところでそんなものは空言のようなもの。そんな考えだから、ベドウィンにとってはパレスチナ問題などは、くだらない争いごと。よって、イスラエルにおいても、ユダヤ人ともパレスチナ人ともそこそこ仲良く生活しているのである。

で私がこの夜を過ごしたのは、人口の光は何もないそんなベドウィンのテント。砂漠の星空を眺めながらそんなことを考えたりして眠りについた。



そして、夜明け。



もう一枚。



かなり清々しい朝だった。

このあと朝食が出て、車に乗りWadi Rum出口まで。そして、一日に一本しかない(らしい)バスに乗って、再びぺトラ付近のホテルまで。昼食を食べたあと、再びぺトラ見物。そしてこの夜はホテルにとまり、次の日の朝、イスラエルへ帰ったのであたった。

ヨルダン旅行記、終わり....。

0 件のコメント: