まず、このガンダム記事で取り上げたアムロ君とブライト中尉のやり取りを復習。
ア:殴ったな!!
ブ:殴ってなぜ悪い!?
ア:親父にだって殴られたこと無いのに!!
ブ:それが甘ったれなんだ!!殴られずに一人前になったヤツがいるとでも言うのか!?
実に時代錯誤なやり取りではあるが、私自身はそんなガンダムの話が作られたほんのちょっと後から日本で学校教育を受け始めたのだが、私が小学校入学当時、学校内には余裕で体罰が横行していた。
私が入学したのは1年2組。担任はB先生(♂)。悪いことをしたら、この先生は長さ50センチぐらいで、断面が3センチ×1センチぐらいの木の棒とういか角材を持ち出し、お尻をバチ〜ンと叩く、といった感じの体罰を当たり前の用に行なっていた。
この体罰は「お尻ペンペン」というそのまんまの名前で呼ばれており、これに使われた棒は「お尻ペンペンの棒」というこれまたそのまんまの名前で呼ばれていた。
この「お尻ペンペン」、基本的にクラス全員の前で、見せしめのごとくに行われることが多く、食らった時も痛いが、そのあと自分の席に座ると、お尻にまた別の痛みが走るというものだった。一度で二度痛いのがお尻ペンペンだった。
そして、この「お尻ペンペンの棒」は普段は子供たちの手に届かぬようにと、掃除用具入れの上に置かれていた。
さて、ではアメリカではどうか?
意外と知られていないようにも思えるのだが、アメリカの教育現場において、体罰は日本以上に厳しく禁じられているのだ。
だいぶ以前、とあるアメリカ人の友人とこのことについて話したことがあるのだが、この友人は小学校から高校までの間、先生が生徒に手を挙げたのを一度だけしか目撃したことがないらしい。
その一度というのは、高校時代に先生が生徒をひっぱたいたというものらしいのだが、なんと、その先生はその日で解雇され次の日から学校には来なくなったとのこと。
ちなみに、この友人というのは私より7歳ぐらい年上であるため、それを考えるとだいぶ以前からアメリカの学校では体罰が厳しく禁じられていたことが分かる。
私もそれ以来、注意して見ているのだが、たまにではあるが、生徒に体罰を振るい解雇された学校の先生の話がテレビのニュースで取り上げられることがある。
で、私の方はというと、大学で教えているので、基本的にこの辺のこととは無縁なことは言うまでもないのではあるが。
でも、話をガンダムにもどすと、よくよく考えるとアムロ君とブライト中尉は生徒と先生ではなく、地球連邦軍という軍隊の部下と上官。(と言っても
とにかく、アメリカ軍ではどうかというと、上官の部下に対する体罰もそうとう厳しく禁じられており、もしそのようなことがあれば、上官にはかなり厳重な処罰が下されるのだ。
さて、話を日本に戻すが、もちろん、私が小学校教育を受けたのは、もう遥か遠い昔のこと。もちろん、現在では「お尻ペンペン」のようなことが行われることなどあり得ないのは言うまでもないかもしれないが。
実際、私が小学校の時、学年が上の方に上がった時(正確な学年は忘れてしまったが)、このB先生が再び1年生のクラスの担任になったことがあった。
で、ある時なんかの用事で私と友人の何人かが放課後にB先生の教室に遊びに行ったことがあったのだが、その時、掃除用具入れの上をみたら、そこにはかつて1年2組の生徒たちを恐怖の底に陥れたあの「お尻ペンペンの棒」の姿が無かった。
私と友人たちは無邪気に「お尻ペンペンの棒」はもう無いのかとB先生に聞いてみたところ、「今年の一年生はみんなと違っていい子ばかりだから、お尻ペンペンの棒は必要ないんだよ」といった答えが帰ってきたのを今でも覚えている。
子供ながらに、なんか怪しいとも思ったが、まぁ、そうなのかぁ、とその場では納得した。が、今思えば、体罰に対する風当たりが強くなる時代の流れの中で「お尻ペンペンの棒」は封印せざるを得なくなっていたのだろう。
とこんな感じで、日本でも現在では体罰は厳しく禁じられているが、それでもアメリカほどは徹底してないようにも思えるのだが、どうであろうか?
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